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トアース : ミニ英和和英辞書
トアース[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

アース : [あーす]
 【名詞】 1. external (earth) ground 2. signal ground
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

トアース : ウィキペディア日本語版
トアース[ちょうおん]
トアース()は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してトアスとも表記される。主に、
*ディオニューソスの子
*ヒュプシピュレーの子
*タウリケーの王
*アンドライモーンの子
のほか数名が知られている。以下に説明する。
== ディオニューソスの子 ==
このトアースは、レームノス島の王である。クレータ島の王ミーノースの娘アリアドネーとディオニューソスの子で、オイノピオーンスタピュロスペパレートスと兄弟〔アポロドーロス「サバス本」、摘要(E)1・9。〕。アリアドネーとテーセウスの子ともいわれる〔高津『辞典』p.172a。〕。ヒュプシピュレー、シキノスの父〔ロドスのアポローニオス、1巻。〕。
神話によると、レームノス島の女たちは長年アプロディーテーに犠牲をささげなかったので、アプロディーテーは怒り、レームノス島の女たちの体から悪臭を臭わせた。そこで島の男たちは妻たちを避け、トラーキアから女たちをさらって来て、トラーキアの女たちばかりを愛した。このためレームノス島の女たちは怒って島の男たちを残らず皆殺しにした。しかしヒュプシピュレーだけは父トアースをかくまい、逃がしたといわれる〔アポロドーロス、1巻9・17。〕。ロドスのアポローニオスによると、トアースは櫃に入れられ、海に流された。そしてオイノイエー島の漁師によって引き上げられ、島のニュムペーのオイノイエーとの間にシキノスをもうけた〔ロドスのアポローニオス、1巻620~626。〕。ヒュギーヌスによるとトアースはタウリケーの王と同一視されており、ヒュプシピュレーによって船に乗せられて脱出したが、嵐によってタウリケーに流され〔ヒュギーヌス、15。〕、王となったという〔ヒュギーヌス、120。〕。
エウリーピデースの散逸した悲劇『ヒュプシピュレー』によると、トアースはディオニューソスの意志で助けられ、トラーキアでヒュプシピュレーとイアーソーンの子エウネーオスとトアースに出会い、ともにレームノス島に帰った。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「トアース」の詳細全文を読む




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