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トゥルグート・レイス級装甲艦(トゥルグート・レイスきゅうそうこうかん、Turgut Reis class Ironclad)はオスマン帝国海軍の砲塔装甲艦の艦級。本級の前身はドイツ帝国海軍の「ブランデンブルク級戦艦」であり、そのうち2隻を第一次世界大戦前にオスマン帝国がドイツから購入したものである。 == 概要 == 本級は、オスマン帝国海軍が沿岸部の防衛を主任務として使用することを目的に購入したもので、予算は国民からの寄付により、一隻あたり100万リラでドイツ帝国より購入された。 この当時のオスマン帝国海軍には老朽化した装甲艦しか存在せず、列強の前弩級戦艦に互角に戦える戦力は無かった。おりしも、オスマン帝国から独立した新興国ギリシャは列強の援助により着々とオスマン帝国海軍に対抗可能な海軍戦力を整備しており、1891年にはギリシャ海軍がフランスに発注した海防戦艦「イドラ級」3隻中の2隻がピレウスに到着していた。しかし、当時のオスマン帝国は極度の財政難で、新造艦の購入負担に耐えず、敵対国の増強に対しては既存の装甲艦をドイツ・イタリア等の造船所で近代化改装を行い、装甲巡洋艦程度の火力を持たせるのが精一杯だった〔このときの改装艦としては、アサル・テヴフィク、アヴニッラー級装甲艦、フェトヒ・ビュレント、メスディイェ、オスマニイェ級装甲艦等がある。〕。 その後、1908年に青年トルコ人革命が起き、成立した青年トルコ党政権は、老朽化した海軍を更新すべく、統一と進歩委員会の支援により国民から寄付を募り、ドイツ帝国から前弩級戦艦「ブランデンブルク級」のうち2隻を購入した。これが本級である。購入時点でイギリス海軍が建造した弩級戦艦「ドレッドノート」によって時代は弩級戦艦時代に入っており、前弩級戦艦ですらないブランデンブルク級は安価に購入することができた。本級は1902年から1905年にかけてオーバーホールを兼ねた近代化改装を受けており、旧式であるが物はしっかりしていた事もトルコにとって幸いであった。トルコに売却されたのは「クルフュルスト・フリードリヒ・ヴィルヘルム」と「ヴァイセンブルク」で、中でも「クルフュルスト・フリードリヒ・ヴィルヘルム」はブランデンブルク級の中でも旗艦設備を持っていた。1910年8月にトルコに到着してそれぞれ就役した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トゥルグート・レイス級装甲艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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