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トゥーゲントハット邸 : ミニ英和和英辞書
トゥーゲントハット邸[とぅーげんとはっとてい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ハット : [はっと]
 【名詞】 1. hat 2. hut 3. (P), (n) hat/hut
: [やしき]
 【名詞】 1. mansion 

トゥーゲントハット邸 : ウィキペディア日本語版
トゥーゲントハット邸[とぅーげんとはっとてい]

トゥーゲントハット邸()は、1928年から1930年にかけてチェコスロバキア(現チェコ領内)のブルノに建てられた邸宅である。ドイツモダニズム建築ミース・ファン・デル・ローエの代表作のひとつと見なされており、チェコスロバキアの機能主義的建築物の中では、最重要にして最も美しいものである。
1992年には、チェコとスロバキアが分離独立(いわゆるビロード離婚)を決めた際に、調印式が行われた歴史的な場所でもある。
== 特色 ==

邸宅はブルノ近郊に位置し、元々は市街を見渡せた傾斜地に建っている。通りに面した上階部分に入口及び寝室、庭に面した下階部分に居室、食堂、書斎が配置された2階建ての住宅である。
ミース・ファン・デル・ローエは、この邸宅の設計を通じて、近代建築の五原則の一つである「自由な平面」の概念を発達させた。それは、機能に結び付けられた空間(食堂、書斎、サロンなど)が、仕切られることなく決定されるというものである。
建物は鋼鉄製で、バルセロナ・パビリオンのように、柱は十字形でステンレスの幌が付けられていた。それは動く壁を避けてより自由な空間設計を可能にするものであった。材質は注意深く選定され、床にはトラバーチンが用いられ、仕切りの壁にはレモン黒檀などの高級木材の薄板が張られていた。この壁は、庭からの書斎への直射日光を遮るためのもので、壁自体は縞瑪瑙の一枚岩で作られている。庭に面したファサードは、光を最大限取り込むために全面ガラス張りになっている。このガラスは大きな板ガラス群が用いられており、できる限り指物細工を削減することを狙ったものであった。
ミース・ファン・デル・ローエは、彼が普段よくやるように、自身で家具の設計まで手がけた。特にトゥーゲントハットの椅子Tugendhat chair)、ブルーノ・チェアが知られるが、設計は電気のスイッチにまで及んでいた。それらの調度品には、床にボルトで留められているものもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「トゥーゲントハット邸」の詳細全文を読む




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