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トカゲギス科[とかげぎすか]
トカゲギス科(学名:)は、ソトイワシ目に所属する魚類の分類群の一つ。トカゲギス・クロオビトカゲギスなど、底生性の深海魚を中心に3属15種が所属する〔『Fishes of the World Fourth Edition』 p.113〕。科名の由来は、ギリシア語の「hals(海)」と「sauros(トカゲ)」から。 == 分布 == トカゲギス科の魚類は全世界の深海に幅広く分布し、特に太平洋・インド洋・大西洋の大陸辺縁部に多い〔。含まれる15種余りの仲間はすべて海底付近で生活し、底生性深海魚のグループとしてはソコダラ科(タラ目)・アシロ科(アシロ目)・ホラアナゴ科(ウナギ目)の仲間と並んで重要な位置を占める存在となっている。水深400mから3,000mの範囲にかけて分布する種類が多いが、トカゲギス属の1種(''Aldrovandia rostrata'')は約2,700~5,000mと、突出して深い生息水深をもつ〔〔『海の動物百科3 魚類II』 pp.26-27〕。 日本近海からはトカゲギス・トゲトカゲギス〔1標本のみに基づく記載(『潜水調査船が観た深海生物』 p.360)。〕・クロオビトカゲギスの3種が報告されている〔。このうちトカゲギス・クロオビトカゲギスの2種はいずれも南日本の太平洋岸に分布し、前者は水深2,000m以浅、後者はより深い領域に多く、深度による棲み分けが行われているとみられる〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トカゲギス科」の詳細全文を読む
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