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トキンソウ ''Centipeda minima'' (L.) は、キク科の草本。ごく小さく、普通は地表を這う。広く見かける雑草である。 == 特徴 == 小柄な一年生草本〔以下、記載は主として佐竹他(1981),p.163〕。茎は地表を這い、長さ5-20cm、所々から根を下ろす。葉は互生し、くさび形で長さ7-20mm。縁には粗い鋸歯がある〔初島(1975),p.616〕。 花期は7-10月。頭花は径3-4mmで緑色。葉腋から出て、花柄は無いか、あっても1.5mmまで。総苞片は長楕円形で全て同じ長さ〔北村他(1957),p.62〕。頭花に舌状花はなく、筒状花も花冠はほとんど目立たず、緑の丸い塊としか見えない。 花床は半球形で、舌状花はなく、外側には複数列の筒状花の雌花、中央にはやはり筒状の両性花が配置する。両性花は雌花より数が少ないが、両方共に果実を形成する。両者共に花冠は筒状でごく小さいが、雌花のそれがより小さい〔佐竹他(1981),p.162〕。痩果は5稜があり〔北村他(1957),p.62〕、長さ1.3mmで冠毛はない。 和名は吐金草の意味で、頭花を指で押しつぶすと、中から黄色い痩果が吐き出されるように出てくることによる。牧野はタネヒリグサとの別名も取り上げている。他に別名としてハナヒリグサがあり、漢名は石胡菜である〔牧野(1961),p.658〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トキンソウ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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