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tocopherol =========================== ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ビタミンE(vitamin E)は脂溶性ビタミンの一種。1922年にアメリカ合衆国、ハーバート・エバンス(Herbert M. Evans)とキャサリン・ビショップ(Katharine S. Bishop)によって発見された。トコフェロール(tocopherol)とも呼ばれ、特に D-α-トコフェロールは自然界に広く普遍的に存在し、植物、藻類、藍藻などの光合成生物により合成される。医薬品、食品、飼料などに疾病の治療、栄養の補給、食品添加物の酸化防止剤として広く利用されている。 メチル基の位置によって8つの異なる型があり、それぞれの生物学的機能をもつ。ヒトではD-α-トコフェロールがもっとも強い活性をもち、主に抗酸化物質として働くと考えられている。抗酸化物質としての役割は、代謝によって生じるフリーラジカルから細胞を守ることである。フリーラジカルはDNAやタンパク質を攻撃することでガンの原因ともなりうるし、また、脂質過酸化反応により脂質を連鎖的に酸化させる〔大橋英雄「クェルセチンを中心とするフラボノイドのラジカル補捉反応とその反応機構 」平成13年度-平成14年度年度科学研究費補助金 (基盤研究(C)(2) 課題番号13660160) 研究成果報告書、2002〕。 ビタミンEは、フリーラジカルを消失させることにより自らがビタミンEラジカルとなり、フリーラジカルによる脂質の連鎖的酸化を阻止する。発生したビタミンEラジカルは、ビタミンCなどの抗酸化物質によりビタミンEに再生される〔ビタミンEと抗酸化性 、国立健康・栄養研究所 平原文子、栄養学雑誌 Vol.52 (1994) No.4 P205-206〕。 放射線の照射により赤血球の溶血反応が発生するが、これは放射線による活性酸素の生成により脂質過酸化反応による膜の破壊によるものである。ビタミンEの投与により、放射線による赤血球の溶血や細胞小器官であるミトコンドリア、ミクロゾーム、リボゾームの脂質過酸化反応が顕著に抑制された。SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)も同様の効果を示した〔放射線障害におけるスーパーオキサイド生成系(O〓)とスーパーオキサイド・ディスムターゼ(SOD)及びビタミンEの関与に対する考察 、青野要ほか、岡山医学会雑誌、Vol.90 (1978) No.9-10, 〕。 == 構造 == トコフェロールはトコールのメチル化誘導体である。メチル基の位置により α, β, γ, δ の4種がある。また、トコフェロールの関連化合物であるトコトリエノールもビタミンE活性を持つが、トコフェロールに比べ活性は低い。以下にトコフェロールとトコトリエノールの構造を示す。 メチル基の置換位置とトコフェロールの活性比は以下の通りである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビタミンE」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vitamin E 」があります。
=========================== 「 トコフェロール 」を含む部分一致用語の検索リンク( 5 件 ) コハク酸トコフェロールカルシウム トコフェロール ビタミンE(トコフェロール) 酢酸dl-α-トコフェロール 酢酸トコフェロール スポンサード リンク
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