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トシリズマブ(tocilizumab、商品名 アクテムラ®)はヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体で、インターロイキン6の生物学的作用を抑制し薬効を示す、分子標的治療薬。 == 詳細 == マウスで作成された抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体をもとに、遺伝子組換え技術により産生されたヒト化モノクローナル抗体で、これらがIL-6より先に免疫タンパクの鍵穴(レセプター)に入り込み、異常な免疫蛋白生成を阻害する機序。大阪大学と中外製薬の共同開発。 * 国産初の抗体医薬品として製造承認を取得(2005年4月11日)。 * トシリズマブの目的は寛解導入。 * 承認取得時の効能・効果は、キャッスルマン病に伴う諸症状及び検査所見(項目略)の改善。 * 既存治療で効果不十分な関節リウマチや若年性特発性関節炎の一部にも追加適応が認可。 * 膠原病など免疫性疾患に処方されることがある。 * 血漿中の遊離IL-6濃度とトシリズマブの治療効果は逆相関するとの報告がある〔トシリズマブ投与患者ではIL6濃度と治療効果が逆相関する 〕。 * 投与間隔は短縮可能。 * 分子標的薬剤であり、化学療法剤系抗がん剤ではない。 * 好中球減少を伴う白血球減少を引き起こすことがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トシリズマブ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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