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トチュウ(杜仲)とは、中国原産の落葉高木。トチュウ目トチュウ科(APG植物分類体系ではガリア目トチュウ科)を構成する唯一の種である。 一科一属一種で、クロンキスト体系(Cronquist system)では、独立した目としてトチュウ目に分類されたが、APG分類体系(APG II system)ではガリア目(Garryales)に分類される。 ==特徴== 中国原産。雌雄異株で、葉はニレやケヤキに似た楕円形、花は緑色がかかった白色で、実は翼果。20年程度で樹高20m程に成長する。化石が中央ヨーロッパ及び北米で見つかっており、およそ6千万年前は多くの地域で繁殖していたと考えられているが、現在では中国以外では確認されていない。 樹皮は漢方薬の原料として使われ、若葉はお茶として利用される。トチュウの樹皮や枝を折ったり葉をちぎると、白色乳液の滲出がみられる。この乳液は、ガタパーチャと呼ばれ、天然ゴムとして利用される。杜仲は寒冷地でも育つ天然ゴムの産出木として知られる(尚、本来ガタパーチャは、アカテツ科のグッタペルカノキ(Palaquium属gutta)から取れる乳液であるが、それと似ているため同じ名前で呼ばれている)。 カフェインは入っていないので、妊婦や子供にも問題ない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トチュウ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Eucommia ulmoides 」があります。 スポンサード リンク
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