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トマス・マイケル・ディッシュ(Thomas Michael Disch、日本語ではトーマスとも、1940年2月2日 - 2008年7月4日)は、アメリカ合衆国のSF作家、詩人、評論家。1980年にジョン・W・キャンベル記念賞、1999年にヒューゴー賞関連書籍部門を受賞。星雲賞海外短編部門を2度受賞している。 == 概要 == 1960年代にSF雑誌に作品が掲載されるようになった。SF長編『人類皆殺し』、『キャンプ・コンセントレーション』、『334』、『歌の翼に』といった作品の評価が高く、ニュー・ウェーブ運動の中心となったSF作家の一人であり、数々の実験的作品を世に問うた。ヒューゴー賞、ネビュラ賞に幾度もノミネートされたが受賞せず「無冠の帝王」と綽名された〔『いさましいちびのトースター』文庫版(ISBN 4-15-011167-7)巻末「訳者あとがき」(浅倉久志)〕が、1998年に発表した文化へのSFの影響を考察した評論 ''The Dreams Our Stuff Is Made Of'' で、初のヒューゴー賞関連書籍部門を受賞。SF界きっての知性派と言われた。他にはニューヨーク・タイムズや ''The Nation'' といった定期刊行物に演劇やオペラの評論を書いていた。また、トム・ディッシュの名で詩集も何冊か出版している。 1966年の短編『リスの檻』(THE SQUIRREL CAGE)はニュー・ウェーブを象徴する作品として有名であり、日本でも第1回(1970年)星雲賞海外短編賞受賞。長編『歌の翼に』でキャンベル記念賞を受賞(1980年)。「児童向け」作品『いさましいちびのトースター』も好評で、(例えば日本では)第13回(1982年)星雲賞海外短編賞を受賞したほか、本国ではアニメーション映画化された。 長期に渡るうつ病の末、2008年7月4日〔〔または5日〔にニューヨーク州ニューヨークで拳銃自殺した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トマス・M・ディッシュ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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