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トーマス・ユージン・パリス(Thomas Eugene Paris)は、『スタートレック:ヴォイジャー』(通称VOY)に登場する人物の一人。通称トム・パリスまたはパリス。ロバート・ダンカン・マクニール(Robert Duncan McNeill)が演じた。日本語版の吹き替えは森川智之。 == 経歴 == 父が提督にまで登り詰めている宇宙艦隊の士官で、トム自身も宇宙艦隊に進む。しかし、親の期待から重圧を感じてついて行く事ができず、また、自分の落ち度による事故で同僚を死なせてしまった事もあり、反カーデシア組織『マキ』に参加したが、マキとして初めての活動時に逮捕され、ニュージーランドにある惑星連邦の刑務所に収監されていた〔後年、ジュリアン・ベシアの父リチャードが遺伝子操作の罪で送られることになるのもニュージーランドの刑務所だが、同一施設かどうかは明言されていない。〕。 VOY1話でキャスリン・ジェインウェイ艦長が、バッドランドで行方不明となったマキの宇宙船を捜索する任務に向かう際、操縦技術とマキの情報に詳しい者が必要とされたため、ジェインウェイに拾われてこの任務かぎりのオブザーバーとしてU.S.S.ヴォイジャーに乗り組む。だが直後にヴォイジャーが管理者(ケアテイカー)により、銀河系の反対側であるデルタ宇宙域に飛ばされる大事故に遭遇し、主任操舵士官のスタディ大尉が死亡したためヴォイジャーを操縦する事になる。なおエンタープライズは大型艦であるため、ブリッジの先頭には操縦士とOPS(オペレーション管理)の2人が座るが、ヴォイジャーは中型艦であるため、操縦士にしか席がない。 また、この大事故で医療部門は当たり所が悪く、医療部長ドクター・フィッツジェラルド少佐以下全員が殉職したため、緊急用医療ホログラム(EMH、ドクター)を常時稼働させる事になったが、艦内では他に医療資格を取っている者としては、パリスが宇宙艦隊アカデミーで医学(生化学)を2単位取っていただけだったので、ドクターの助手も勤める事になった。と言っても本格的な治療はできず、測定機の操作や投薬程度で、デルタ宇宙域で拾われたケスが看護師としての腕を上げてからは、ケスがほとんどその役目を負った(ただしそのケスも第4シーズン初期に退艦した)。 性格はいい加減で気分屋なところがあり、遅刻も多い(この癖を利用してチャコティと諍いを起こしてヴォイジャーを退艦したように偽装し、ケイゾンに内通したスパイを炙り出したこともある)が、パイロットとしての腕は確かである。父親へのコンプレックスは払拭した素振りを見せてはいるが、内心では認められたいという思いを常に持っている。ヴォイジャーではトゥヴォックに次ぐ4番目の地位にあり、上位二人が船を空けている時は、副長代理を任されることもある。 階級は大尉に昇進したり、罰で少尉に降格されたりと上下している。なおチャコティなどのマキ構成員とは異なり、臨時ではなく宇宙艦隊の正式な階級を与えられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トム・パリス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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