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SAI(サイ)は、トヨタ自動車が日本国内で製造・販売するセダン型ハイブリッド専用車(スプリット方式)である。 == 概要 == トヨタブランドとしてはプリウスの発売以来12年ぶり、2車種目のハイブリッド専用モデルとして2009年に発売された。プリウスの上位クラスに位置するアッパーミドルクラス版のハイブリッドカーとして販売されており、先に発売されていたレクサスブランドのハイブリッドカー、HS250h(以下HS)とは姉妹車の関係にある。なお、当モデルは日本国内専売である。 開発担当のチーフエンジニア(主査)はかつて同社の小型4ドアサルーン「プログレ」の製品企画部門の主担当員を務めた経歴を持ち〔三栄書房 『モーターファン別冊 ニューモデル速報 No.435「トヨタ SAI」のすべて』 2010年〕、1990年代にデビューしたプログレの理念を2000年代のデザイン手法や技術で復活させた車といえるものである。プログレの理念に通ずる「小さな高級セダン」を作ることから構想が始まったため、当初はハイブリッド専用車とは決まっていなかった〔。トヨタのハイブリッド車のラインナップにおいて、クラウンハイブリッドとプリウスの間を埋める中間車種としての役割も担っていて、月間販売目標は3,000台と発表されている。 正式発表の前にニューモデルマガジンX誌などにおいて「HSのトヨタ版」という触れ込みで紹介がなされたため、HSをトヨタ用にスタイリングし直したのみの、別ブランド向け廉価版と思われがちであるが、企画構想はSAIの方が早く〔、開発はHSとほぼ同時並行〔で、ボディやインパネなどのデザインも一から行われ、シャシーもSAI独自の設計で開発されている〔。ただしプラットフォームやその他メカニズム、フロントドアなどボディの一部はHSと共通であり、「姉妹車(兄弟車)」と呼べるものである。HSが先行発売となった裏には、SAIの販売は当初1チャンネルのみの予定であり、途中でトヨタの全チャンネルからの販売へと変更されたことが原因で遅れたためで〔八重洲出版 『driver』 2010年2-5号〕、実際には「HSの廉価版がSAI」というよりも、「SAIをベースにした高価格版がHS」というのが実像に近いのではないかと言われる〔。 登場後はクラウンよりも維持費が安く、室内空間にも余裕があり、同時に環境問題に配慮していると言うイメージアップ効果もあるため、首都圏を中心に、法人・個人を問わず、タクシーとしての需要が徐々に増えている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トヨタ・SAI」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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