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トライアンフ・1300(''Triumph 1300'' )は、レイランド・モータース傘下でイギリスのコヴェントリーにあったスタンダード・トライアンフが製造していた中型/小型の4ドアサルーンである。人気のあったヘラルドを代替する目的で1965年から生産が始まり、1970年代に再設計されてドロマイト・シリーズとなった。 トライアンフ・1300は大型のトライアンフ・2000と似たスタイリングを持つジョヴァンニ・ミケロッティがデザインしたボディの小型豪華4ドア・サルーンであり、1965年10月のロンドン・モーターショーで初披露された。スタンダード・トライアンフ社(及びその親会社のレイランド・モータース)はこの車を人気があったヘラルドの後継車とすることを意図していた。 == 構造 == 1300はレイランド初の前輪駆動(FWD)の車であった。当時の主要な競合企業であったBMCがミニやベストセラーであったBMC・1100といった3車種のFWD車を製品群に擁していたことで、レイランドは1100の目覚しい成功の余波がトライアンフの新型車に及ぶことを望んでいた。トライアンフはBMCの横置きエンジン配置とは異なる縦置きエンジンの後部に下に重ねてトランスミッションを配置した(しかしオイルは共用していない)。このエンジン/ギアボックス2段重ね配置は上下方向に嵩張ることとなり、スタイリングの自由度に制限を加えることとなった。このエンジンは元々は1953年のスタンダード・エイト(Standard Eight)の803ccエンジンから始まったものであり、トライアンフ・ヘラルド13/60に使用されていた1,296ccエンジンと同一のものであった。保守的なOHVの直列4気筒は単装のストロンバーグ製キャブレター付き(ヘラルド13/60にも使用された)でを発生し、オールシンクロメッシュ機構付きの4速マニュアルトランスミッション(MT)と組み合わせられた。前輪サスペンションはショックアブソーバー/コイルバネを擁したダブルウィッシュボーン式サスペンション、後輪サスペンションはトライアンフ・2000と同様にセミトレーリングアームとコイルバネの組み合わせであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トライアンフ・1300」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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