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トライク()は、3つの車輪が車両中心線に対して左右対称な二等辺三角形に配置されたオートバイである。三輪バイクと呼ばれることもある。前輪が二輪で後輪が一輪のトライクは逆トライク、リバーストライクとも呼ばれる。ただし、オートバイの後部が荷台になっている貨物運搬用のものは日本では一般にはトライクと呼ばれず、伝統的にオート三輪と呼ばれている。 == 概要 == "trike"は"Tricycle"の略語で、語源はラテン語で「3」を意味する接頭辞の"tri"と「輪」を意味する"cyclus"に由来する〔tricycle 〕。 試作車や実験車規模のものを除き、初めて市販されたトライクは1895年にフランスのド・ディオン・ブートンによる、ド・ディオン・ブートン・トライシクル()とされる。この製品は商業的に成功を収め、これを模倣した類似製品が、各国で多数製作された。ド・ディオン・ブートン・トライシクルの模倣車はアメリカでもE・R・トーマス・モーター、()などによって製造された。 その原型となった車両は、ハーレーダビッドソンが1932年から1972年まで製造していたハーレーダビッドソン・サービカー()で、1932年式サイドバルブ750ccのR型をベースに差動装置付きの後輪2輪で駆動する構成であった。1名乗車で、後軸の上に大きな荷台を設けたシャシは、戦後に日本で流行したオート三輪にも通じるものであるが、オート3輪が敗戦後の復興を支える輸送手段として次第に大型化と重装備化を重ねられていったのとは異なり、ハーレーダビッドソン・サービカーは自動車整備業者の車両回送業務用として企画され、小口配送や移動販売、警察の警ら、広い敷地を持つ施設内での連絡やメンテナンスなどの業務で、軽便で手軽な移動手段として利用された。当初は実用車()であった戦後アメリカのトライクであったが、1960年代後期から1970年代にかけて、これらをカスタマイズして個性的な乗り物として親しむ文化が確立した。やがて日本にも持ち込まれ、「トライク」として特定のイメージが定着した。ハーレーダビッドソン・サービカーの製造が打ち切られてからは、2輪オートバイの後輪部分を改造してトライクにしたものが一般的となった。4輪自動車のエンジンやトランスミッションを後軸上に置いて、その前方にオートバイと同様の乗車装置や前輪を配置するシャシ構成のものもある。 1990年代までの全地形対応車(ATV)はトライクが一般的で、本田技研工業ではATC(ALL TERRAIN CYCLES)という通称で販売していた。しかし転倒例が多く、アメリカでは訴訟に発展したことから、日本のオートバイメーカーによる生産は全て4輪に切り替えられ、3輪のATVは急速に衰退した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トライク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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