翻訳と辞書 |
トリイソプロポキシアルミニウム : ミニ英和和英辞書 | トリイソプロポキシアルミニウム
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。
トリイソプロポキシアルミニウム ( リダイレクト:アルミニウムイソプロポキシド ) : ウィキペディア日本語版 | アルミニウムイソプロポキシド
アルミニウムイソプロポキシド (aluminium isopropoxide) はアルミニウムアルコキシドの一種で、化学式が Al(O-''i''-Pr)3(''i''-Pr はイソプロピル基。-CH(CH3)2)と表される白色の固体。有機合成において反応試剤、触媒として用いられる。この化合物の実際の構造は複雑で、さらに結晶化後の時間や、溶媒による変化があることが知られている。 == 構造 == アルコキシドには構造が複雑なものが多く、アルミニウムイソプロポキシドも例外ではない。構造が複雑であることは、水などの不純物や結晶化後の時間により融点が大きく変わる性質に現れている。知られている構造のひとつ、Al3 と書き表される四量体構造(右上Infobox内参照)はNMR分光法やX線結晶構造解析で確かめられている〔Folting, K.; Streib, W. E.; Caulton, K. G.; Poncelet, O.; Hubert-Pfalzgraf, L. G. ''Polyhedron'' 1991, ''10'', 1639-1646. DOI: 10.1016/S0277-5387(00)83775-4 〕〔Turova, N. Y.; Fozunov, V. A.; Yanovskii, A. I.; Bokii, N. G.; Struchkov, Yu T.; Tarnopolskii, B. L. ''J. Inorg. Nucl. Chem.'' 1979, ''41'', 5.〕。この ''D''3対称構造の中心に位置する Al原子は形式上、3個のアート錯体 "−" により八面体型に配位を受けている。一方、溶融状態から固化した直後の構造は環状三量体を多く含むことが NMR により知られている〔Worrall, I. J. ''J. Chem. Educ'' 1969, ''46'', 510-511. (pdf) 〕。 他にアルミニウムのアルコキシドでは、アルミニウム ''tert''-ブトキシド〔''tert''-ブトキシドはイソプロポキシドと同様に合成できる: Wayne, W.; Adkins. H. ''Organic Syntheses'', Coll. Vol. 3, p. 48 (1955); Vol. 21, p. 8 (1941). オンライン版 〕が Al2(μ-O-''t''-Bu)2(O-''t''-Bu)4 の形の二量体構造をとることが知られる〔Holleman, A. F.; Wiberg, E. ''Inorganic Chemistry'', Academic Press, San Diego, (2001). ISBN 0-12-352651-5〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルミニウムイソプロポキシド」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Aluminium isopropoxide 」があります。
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|