翻訳と辞書
Words near each other
・ トリプシン(toripusin)
・ トリプシンインヒビター
・ トリプシン前駆体
・ トリプシン抑制物質
・ トリプシン抑制物質(toripusin-yokusei-bussitu)
・ トリプシン阻害物質
・ トリプタノール
・ トリプタミン
・ トリプタン
・ トリプタン (医薬品)
トリプチセン
・ トリプティク
・ トリプティック
・ トリプティック51
・ トリプティーク
・ トリプティーク51
・ トリプトファナーゼ
・ トリプトファニルアミノペプチダーゼ
・ トリプトファン
・ トリプトファン 2-C-メチルトランスフェラーゼ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

トリプチセン : ミニ英和和英辞書
トリプチセン[ぷち]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

プチ : [ぷち]
 【形容詞】 1. small 《フランス語》 petit

トリプチセン : ウィキペディア日本語版
トリプチセン[ぷち]

トリプチセン (triptycene) とは芳香族炭化水素のひとつで、アントラセンベンザインディールス・アルダー反応を起こして得られる有機化合物である。1942年、ハーバード大学のポール・バートレットが初めて合成した。この化合物は汽船の外輪のような ''D''3''h''対称構造を持つ。バレレン (barrelene) は同様に ''D''3''h''対称構造を持つが、トリプチセンはバレレンの構造に3個のベンゼン環が縮合した化合物にあたる。
トリプチセンの骨格は非常に剛直で、配位子の骨格や〔Bini, L.; Müller, C.; Wilting, J.; von Chrzanowski, L.; Spek, A. L.; Vogt, D. "Highly selective hydrocyanation of butadiene toward 3-pentenenitrile". ''J. Am. Chem. Soc.'' 2007, ''129'', 12622–12623. DOI: 10.1021/ja074922e 〕、人工分子モーターの部品〔Kelly, T. R.; De Silva, H.; Silva, R.A. "Unidirectional rotary motion in a molecular system". ''Nature'' 1999, ''401'' 150–152. DOI: 10.1038/43639 〕として利用された研究例がある。
トリプチセンの名は、絵などを展示するのに使われた三枚組のパネル「トリプティック(triptych)」に由来する。ただしこのトリプティックは、近年では放射状ではなく屏風状に設置されることが多い〔化学者たちのネームゲーム Nickon・Silversmith著 化学同人〕。
また、トリプチセンをさらに連結させたような化合物も合成されている。これらは「イプチセン類」(iptycenes)と総称され、芳香環の数を頭につけて「ペンチプチセン」「ヘプチプチセン」などと呼ばれる。
== 脚注 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「トリプチセン」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.