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トリプルアルファ反応(トリプルアルファはんのう、triple-alpha process)とは、3個のヘリウム4の原子核(アルファ粒子)が結合して炭素12の原子核に変換される核融合反応の1つである。 == 概説 == この核融合反応が起こるのは、温度が約1億K以上の場合に限られ、恒星内部のヘリウムの存在量が多い環境で起こる。典型的な例として、陽子-陽子連鎖反応やCNOサイクルによって作られたヘリウムがたまっている古い恒星の中心部でこの反応が起こる。恒星の中心核で水素による核融合反応が終わると、中心核は自己重力で収縮し、この収縮によって中心温度が十分に高くなるとヘリウムによる核融合反応が始まる。 : 吸熱反応 : 発熱反応 この過程で生じる正味のエネルギーは 7.275 MeV である。 この反応の第1段階で生成される 8Be は不安定な核種で、約 2.6 秒で再び2個の4Heの原子核に崩壊してしまう。しかしヘリウム燃焼が起きている状態ではこの両方向の反応が平衡状態となり、8Be がわずかに存在する状態が実現する。この状態で 8Be がさらにアルファ粒子を捕獲すると 12C が作られる。このようにして3個のアルファ粒子が 12C に変換される反応をトリプルアルファ反応と呼ぶ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トリプルアルファ反応」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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