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トリプルファイター : ウィキペディア日本語版
トリプルファイター[ちょうおん]

トリプルファイター』は、円谷プロダクション製作の特撮テレビ番組の名称、あるいはその劇中に登場するヒーローの呼び名である。
== 概要 ==
1972年(昭和47年)7月3日から同年12月29日まで、毎週月曜日 - 金曜日17:30 - 17:40に、TBS系で放送された、1週5回分の放映で1話が完結する形式(いわゆる「帯番組」)の特撮テレビ番組。130回(全26話)放送。番組終了後、同じ枠で再放送された。
月 - 金曜日の1話分が、ほかの30分ものの作品に比べ、オープニング、CMを除いた本編パートだけでも31分40秒と長尺なものとなっている。アクションに主眼が置かれ、SATとデビラの格闘や、デーモンカーとのカーチェイスもふんだんに盛り込まれた 。これは、同じ時間枠で放映された『ウルトラファイト』の「全編立ち回り」という路線を発展・継承したものであり、また『仮面ライダー』に代表される「等身大ヒーロー」の影響によるものでもある。その一方で、第8、13、18、20、最終話など、ドラマを重視した回も存在した〔『トリプルファイター ミュージックファイル』解説書より。〕。
提供のブルマァクの意向でメカアクションが盛り込まれることとなり〔くらじたかし『マルサン-ブルマァクの仕事』文藝春秋〈文春文庫〉、2001年、228頁。〕、登場車両が多数登場することになった。主人公側の「SATカー」は、トヨタ・クラウン。をベースに1000万円の費用〔をかけて改造を施されたが、走行中にパーツが破損する〔などのアクシデントが絶えずアクションに不向きであったことから、第10話より「SATバギー」が登場することになった。また、敵側の「デーモンカー」はスバル・360を黒くペイントを施したものである。
ファイターの登場はおおむね固定されており、火 - 木曜日に各ファイター、金曜日にトリプルファイターが登場するのが基本的なパターンであるが、例外もたびたびみられた。
企画当初の名称は『トリプルチャレンジャー』。3兄妹は宇宙人ではなく伊賀忍者一族の末裔という設定で、変身するのは3人のうち1人と構想されていたが、悪の組織が複数で攻撃してくるのに対して正義側も複数の方が物語に変化をつけやすいこと。それに加えて帯番組である性質上、盛り上がる要素がさらに必要と考えられ、3人のヒーローが合体してトリプルファイターが登場することとなった。
当時の円谷プロでは、『ウルトラマンA』、『ミラーマン』、『緊急指令10-4・10-10』と作品が集中していたため、『シルバー仮面』を終えた日本現代企画の一部スタッフが、助っ人として制作に携わっていた。
低予算番組のため大掛かりな特撮撮影は行われず、デーモンによる都市破壊や、大災害、地球に迫る宇宙船団などのシーンは、すべて過去の円谷作品の映像を流用している。一方でマット合成による大胆な画面作りが行われた〔。
単独スポンサーであるブルマァクは、本作の直前に『ミラーマン』の関連商品の売り上げが不調であったために、同社の取締役は本作の単独提供に難色を示し、奔走して万創と2社提供の契約を取り付けたものの〔『マルサン-ブルマァクの仕事』 229頁。〕、ブルマァク社長は円谷プロと懇意にしていたことから単独スポンサーに拘り〔、結果的に同社の経営を圧迫する一因となった〔『マルサン-ブルマァクの仕事』 229-230頁。〕。
1975年(昭和50年)9月8日から同年12月26日には、東京12チャンネル(現:テレビ東京)で『戦え! トリプルファイター』と改題されて放映された〔本放映版にネガ原版が現存していない話数(第17、25話)があり、1993年にLD化するにあたって、現存する改題版の再放送用プリントを色補正したインターネガを新たに作成した。これはDVDや、チャンネルNECOでの再放送時にも使用された。〕。放送時間は月曜日 - 金曜日の17:30 - 17:40。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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