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トリヘプタノイン
トリヘプタノイン(Triheptanoin)は、3分子の7炭素脂肪酸から構成されるトリアシルグリセロールである。炭素原子が奇数個の脂肪酸であり、クエン酸回路の補充物質として働く。また、ピルビン酸カルボキシラーゼ欠損症やカルニチン O-パルミチン酸トランスフェラーゼII欠損症等の遺伝性代謝異常を治療するのに用いられる。さらに、てんかんのケトン食療法の効果を高めることも知られている。 トリヘプタノインは奇数個の炭素原子からなる脂肪酸で構成されているため、偶数個炭素原子の脂肪酸が4炭素原子のケトン体に代謝されるのとは逆に、代謝されて5炭素原子のケトン体を生成する。トリヘプタノインから作られる5炭素ケトン体は、3-オキソペンタン酸と3-ヒドロキシペンタン酸である。これらのケトン体は、血液脳関門を容易に通過し、脳に到達する。 ==出典==
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抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トリヘプタノイン」の詳細全文を読む
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