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トリメチルシリル基 : ミニ英和和英辞書
トリメチルシリル基[とりめちるしりるき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [き, もとい]
 【名詞】 1. basis 

トリメチルシリル基 : ウィキペディア日本語版
トリメチルシリル基[とりめちるしりるき]

トリメチルシリル基(トリメチルシリルき、trimethylsilyl group)とは、有機化学にあらわれる、3個のメチル基ケイ素に結びついた構造を持つ1価の置換基 (−Si(CH3)3) のこと。有機合成では保護基として用いられる。略して TMS と表される。
天然化合物には、トリメチルシリル基を持つものは発見されていない。
== 利用 ==
アルコールフェノール類カルボン酸など、ヒドロキシ基のためなどで揮発性が低い化合物にトリメチルシリル基を導入すると、その揮発性を高めることができる。ヒドロキシ基 (−OH) に対し、適切なトリメチルシリル化剤を作用させて水素を置き換え、トリメチルシロキシ基 (−OSi(CH3)3) とする。このときの生成物はトリメチルシリルエーテルである。
:R−OH + TMS−X + Base → R−O−TMS + Base•HX
すると、官能基の極性が下がるために揮発性が高まり、ガスクロマトグラフィー質量分析法への適用が容易となる。
有機合成ではトリメチルシリル基を保護基として用いる。ヒドロキシ基を持つ化合物にある反応を施したい、しかしその反応でヒドロキシ基が存在すると副反応が起こってしまう、という場合に、一時的にヒドロキシ基上にトリメチルシリル基を導入してトリメチルシロキシ基の形にすることで、その副反応を回避することができる。

ほかトリメチルシリル基は、チオール基 (−SH)、末端アルキン (−C≡CH) の保護基としても用いられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「トリメチルシリル基」の詳細全文を読む




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