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トリャヴナの戦い()は、1190年にブルガリア中央部のトリャヴナ近郊で起きた、第二次ブルガリア帝国と東ローマ帝国との戦闘。戦闘はブルガリア軍の勝利に終わり、1185年のアセンとペタルの蜂起以来の独立を決定付けた。 == 背景 == アセンとペタルの蜂起を鎮圧するための2度の遠征の失敗の後、東ローマ皇帝イサキオス2世はブルガリアの独立を黙認し、和平協定の締結を余儀なくされた〔森安達也、今井淳子共訳編『ブルガリア 風土と歴史』(恒文社, 1981年)、121頁〕〔ディミトロフ、イスーソフ、ショポフ『ブルガリア』1、85-86頁〕。1189年まで停戦は継続し、ブルガリアでは行政機構の整備と軍備の強化が行われた。 1189年に実施された第3回十字軍がブルガリア領のニシュに到達した時、ブルガリア皇帝イヴァン・アセン1世とペタル4世の兄弟は十字軍に参加していた神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世に支援を申し出た。十字軍と東ローマの関係は悪化しており、東ローマと交戦状態にあったフリードリヒ1世に対して、ブルガリアは40,000の兵士を派遣する〔。しかし、イサキオス2世の譲歩によって十字軍と東ローマは和解し〔尚樹啓太郎『ビザンツ帝国史』(東海大学出版会, 1999年2月)、616-617頁〕、ブルガリアの希望は実現しなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トリャヴナの戦い」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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