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チュルク語族(チュルクごぞく)/突厥語族(とっけつ-)(Turkic languages)は、中央アジア全体やモンゴル高原以西にあるアルタイ山脈を中心に東ヨーロッパ(トルコに属する東トラキア地方のみ)から北アジア(シベリア)に至る広大な地域で話される語族である。 == 概要 == 歴史学の成果から本来このチュルク語族を話す人々は中央アジア・モンゴル高原からシベリアのあたりにいたと考えられる。分布がチュルク語族と隣接するモンゴル語族、ツングース語族とはいくつかの言語の特徴を共有するため、チュルク語族とこれらとをあわせてアルタイ諸語という。アルタイ諸語の相互の系統関係は証明されていないが、もしアルタイ諸語を同一の祖語を共有するアルタイ語族として認める立場に立てばチュルク語族はチュルク語派と呼ぶべきである。このような経緯から、単にチュルク諸語(テュルク諸語)と呼ばれることが多い。 各語群内では言語間の共通性が大きく、意思疎通は容易であると言われる。その分布の広大さに比べて言語間の差異は比較的小さく、チュルク諸語全体をひとつの言語、「チュルク語」と見なし、各言語を「チュルク語の方言」とする立場もありうる。 特に3語群(オグズ語群、キプチャク語群、カルルク・テュルク語群)の話し手はイスラム教を受け入れた結果、アラビア語・ペルシア語から多くの語彙を取り入れているため、語彙上の共通性が大きい。政治的経緯から、トルコ語を除く諸言語はロシア語からの借用語も非常に多い。 現在のブルガリア語はスラブ化した言語であるが、ブルガリア人の先祖であるブルガール人は、バルカン半島にやって来るまでは、ブルガール語派(テュルク古語)を話すテュルク系民族であった。なお、経緯は全く異なるが、現在のブルガリアがオスマン帝国支配を受けた経緯で、ブルガリア語にはトルコ語の語彙も多く取り入れられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チュルク語族」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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