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trochophora ===========================
トロコフォア(Trochophore)は、担輪子(たんりんし)とも言い、軟体動物や環形動物の幼生に見られる型の一つの名である。 == 特徴 == 多毛類や軟体動物の発生においては、原腸胚期に続く幼生がトロコフォア幼生である。群によってやや形は異なるが、基本的には楕円形などの形で、あまり細長くはならず、中央部が幅広い。その中央部を横断するように、二列の繊毛帯が体を取り巻いている。この二列の間の腹面側に口が開く。口の前の繊毛帯を口前繊毛環、後ろのものを口後繊毛環というが、どちらかが欠けている場合もある。このほか、先端と後端にも繊毛束を持つことが多い。 内部は単一の体腔となっている。消化管は体の中程側面である二つの繊毛帯の間に口があり、そこから折れ曲がって後方に伸び、後端に肛門が開く。 発生が進むと後方が伸びて体の主要な部分を形成するようになる。後方に新たな体腔が形成されるものが多い。多毛類では新たに形成された体腔が体節を形成し、そこから前に向けて体節を増やしてゆく形で発生が進む。トロコフォアの体腔は口前葉になる。軟体動物の多板類ではやはり後方が伸びてその背面に殻を生じる形で発生が進む。それ以外の腹足類や堀足類などでは、後方に殻を生じるとともに繊毛帯の部分が拡大してベリジャー幼生となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トロコフォア」の詳細全文を読む
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