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高森線(たかもりせん)は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村の立野駅から熊本県阿蘇郡高森町の高森駅に至る南阿蘇鉄道の鉄道路線である。 == 概要 == 旧国鉄特定地方交通線であった高森線を第三セクターに転換して開業した路線〔。立野を出て北の阿蘇五岳(中央火口丘)、南の外輪山に挟まれた南郷谷を白川に沿って東に進み終点の高森に至る〔。高森駅を除いた全駅が南阿蘇村に属している。 起点の立野駅は阿蘇カルデラを囲む外輪山の切れ目にあり、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線と接続している〔。立野駅はスイッチバックがあることで知られているが、これは豊肥本線で阿蘇谷(阿蘇カルデラの北半分)に進む場合に通るもので、高森線を行く場合は経由しない。 立野 - 長陽間にある立野橋梁は九州では珍しいトレッスル橋で、2010年7月に山陰本線の旧余部橋梁が供用を停止してからは日本最長 (136.8m) の鉄道用トレッスル橋である〔現在日本最長のトレッスル橋は旧国道4号の青岩橋 (189.0m) である。〕。また同区間にある第一白川橋梁(高さ64.5m)は、完成当時水面からの高さが日本一であった。現在でも、のちに建設された、高千穂橋梁、大井川鐵道関の沢橋梁に次ぐ高さである。1953年6月26日の熊本大水害(6.26水害)時には、橋梁前後のトンネルにも水が押し寄せてきたという。第一白川橋梁では、以前高千穂橋梁で行っていたように、運転士が乗客に車窓を楽しませるため、乗客サービスの徐行運転をすることがある。 この路線には日本一長い駅名の「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」があるほか、もうひとつ「阿蘇下田城ふれあい温泉駅」という長い駅名を持つ駅がある。 かつては高千穂線とつながり九州中部を横断する予定だったこの路線も、南阿蘇の山々と田園風景の中を行くのんびりしたローカル線になっている。高森駅近くには、工事中の異常出水で工事を断念せざるを得なかった高森トンネルが高森町湧水公園として保存されている。 ファイル:Tateno-bridge scenery seen from train.jpg|完成当時、高さ日本一であった第一白川橋梁からの眺め ファイル:Aso-shimoda station 2.jpg|阿蘇下田城ふれあい温泉駅 ファイル:TakamoriSpringTunnelPark.jpg|高森湧水公園(高森トンネル) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南阿蘇鉄道高森線」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Minamiaso Railway Takamori Line 」があります。 スポンサード リンク
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