翻訳と辞書
Words near each other
・ トロピカーナ (ホテル)
・ トロピカーナフィールド
・ トロピカーナ・フィールド
・ トロピカール
・ トロピコ
・ トロピコ3
・ トロピコ5
・ トロピック・アイランド・ハム
・ トロピック・サンダー
・ トロピック・サンダー/史上最低の作戦
トロピノン
・ トロピノンレダクターゼ
・ トロピノンレダクターゼI
・ トロピノンレダクターゼII
・ トロピリウム
・ トロピリウムイオン
・ トロピン
・ トロピンエステラーゼ
・ トロファレッロ
・ トロフィム・ルィセンコ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

トロピノン : ミニ英和和英辞書
トロピノン
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


トロピノン : ウィキペディア日本語版
トロピノン

トロピノン(Tropinone)は、第一次世界大戦の際に不足したアトロピンの前駆体として1917年にロバート・ロビンソンによって合成されたのが有名なアルカロイドである。トロピノン、コカイン及びアトロピンは、全て同じトロパン骨格を持っている。
==合成==
トロピノンの合成は、1901年にリヒャルト・ヴィルシュテッターによって初めて行われた。構造的に類似しているように見えるシクロヘプタノンを原料としたが、窒素を導入するのに多くの段階が必要であり、合成の全体の収率はわずか0.75%であった。ヴィルシュテッターはかつてトロピノンからコカインを合成しており、これがコカインの最初の合成及び構造解明であった。

1917年のロビンソンによる合成は、古典的な全合成と見なされている。トロピノンは二環分子であるが、反応に使われる試薬は、スクシンアルデヒドメチルアミンアセトンジカルボン酸とシンプルである。生合成でも同じ物質が材料として用いられるため、この合成は生体模倣の良い例である。また、ワンポット合成のタンデム反応でもある。さらに、合成の収量は17%に達し、その後の改良によって、90%にもなった〔。
この反応は、分子内「二重マンニッヒ反応」である。ピペリジン合成では他の物質も同様の反応を行う。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「トロピノン」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.