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トンデモ本(トンデモぼん)とは、藤倉珊が「余桁分彌(よけた ぶんや)」の筆名〔『日本SFこてん古典』の作者、SF作家横田順彌の名のもじり〕で発表した一連のエッセイ〔後に『日本SFごでん誤伝』 TDSF、1989年 に収録〕で提唱した概念。 == 概要 == 「著者の意図とは異なる視点から楽しむことができる本」という意味で、転じて疑似科学(エセ科学)との評価を受けている事象を真正の科学であると主張したり、オカルトを本気で主張している本、さらには単に内容がでたらめの本の意味で使われる。 ただ、公式見解は「トンデモの存在は自由な社会の証明」であるとし、日本トンデモ本大賞では、内容あるいは著者の思想や価値観に倫理的な問題がある本は「賞をあげたくないので」ノミネートしないとされ、笑えたり、楽しんだりできない場合は「トンデモ」の定義からはずされるとのこと。その例として、人の不幸をすべて前世の悪行の報いとみなす前世本や、誤った出産法を提唱して新生児の赤ちゃんを死亡させたカルト系育児セミナー代表の著作や、近々大規模テロがあると主張するなど物騒な内容の本を挙げている〔と学会(編)『と学会白書 Vol.1』イーハトーヴ出版、1997年. 〕。 1992年に、トンデモ本に関する「と学会」が結成され、毎年、日本トンデモ本大賞を選定している。と学会のエンブレムには「THE ACADEMY OF OUTRAGEOUS BOOKS」の文字が記されている。「OUTRAGEOUS」は、「乱暴な」、「不法な」、「けしからぬ」、あるいは「あきれるほどの」の意味。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トンデモ本」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tondemo-bon 」があります。 スポンサード リンク
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