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ドイッチュラント級戦艦(Deutschland - Klasse)は、ブラウンシュヴァイク級戦艦に引き続き、ドイツ海軍が第一次世界大戦前に竣工させた最後の準弩級戦艦の艦級である。 == 艦形について == 全長に比べて船体の幅が狭いと言う前弩級戦艦特有の船体に、前級の「武装過多のせいで外洋航行時の安定性が悪い」という悪評を改善する為に、艦橋構造の簡略化と副砲塔の全廃を列強に先駆けて行った艦である。 本級の船体は平甲板型船体で、艦首水面下には衝角(ラム)が付き、その下部には弩級艦にも受け継がれる水中魚雷発射管がある。艦首甲板上に1番主砲塔を1基、装甲司令塔を組み込んだ操舵艦橋の背後にはミリタリー・マストが立つ。船体中央部には等間隔に並んだ3本煙突が立ち並び、その後方は艦載艇置き場となっており3番煙突の両脇に艦載艇揚収用のグース・ネック(鴨の首)型クレーンが片舷に1基ずつの計2基により運用された。艦載艇置き場の後方に後部ミリタリー・マストと後部艦橋、後向きに2番主砲塔が配置された。艦尾には艦長室が設けられた。水線下は16の区画に分けられ、前級よりも強化された。 副砲配置は前級は砲塔形式とケースメイト配置の混合であったが、本級は重量軽減の目的で全て舷側ケースメイト(砲郭)配置となった。配置は上部構造物の四隅に1基ずつと最上甲板の下方にケースメイト配置で放射線状に片舷5基ずつの計14基を配置した。これは被弾時に火力の喪失を最小限に抑える工夫であった。他に対水雷艇迎撃用に8.8cm単装速射砲を舷側に張り出しを設けて艦首側に片舷2基ずつと艦尾側に片舷2基ずつを配置、上部構造物状に片舷8基を配置し合計24基を配置した。この武装配置により前後方向に最大で28cm砲2門・17cm砲4門・8.8cm砲6門、左右方向に最大で28cm砲4門・17cm砲7門・8.8cm砲12門が指向できた。この時代でもドイツ海軍は横列陣での火力数にこだわっていたため、首尾線火力を重視していた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドイッチュラント級戦艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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