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ドゥカティ・851とは、ドゥカティがかつて製造販売していたオートバイの車種である。1988年から1994年まで販売された。本頁では、851の発展形である888についても述べる。 このシリーズの別名でもある「スーパーバイク」には、「スーパーバイク世界選手権のための車種」といった意味が込められている。 ==概要== それまでの750F1に代わる次期旗艦車種を模索していたドゥカティは、1985年頃から開催の兆しがあったスーパーバイク世界選手権への出場を見据えて、新規車種の開発をはじめる。 この新車種ではレースでの成功が最重要課題とされた。ドゥカティはこれまでも、レースでの成功を販売成績に繋げてきた実績がいくつもあったからである。そして新車種には、当時の主任技師ファビオ・タリオーニの右腕だったマッシモ・ボルディ(後の主任技師)が構想していた水冷、4バルブ、燃料噴射というドゥカティとして新機軸となる機構を盛り込んだ新世代エンジンが搭載されることとなった。 最初の試作機は1986年に登場した、750F1の「''パンタエンジン''」を基としたレース用車両である。排気量こそ748ccながら水冷4バルブ化されたエンジンを搭載するこのレース用車両は、初戦となる1986年のボルドール24時間耐久レースでは15時間目にリタイアという成績だったが、その後も開発を重ねて851ccまで排気量を拡大され、1987年のデイトナBOTTレースで優勝する。そしてその年のミラノショーで試作型が発表、翌1988年より販売が開始された。 851が販売開始された1988年から開幕したスーパーバイク世界選手権に、ドゥカティは早速851で参戦する。初年度の開幕戦から優勝するという素晴らしい滑り出しから、徐々に車両の改良を重ねながら速さを増していき、1990年の初の年間優勝から1992年まで3年連続の年間優勝など、素晴らしい成績を打ち立てる。そうしたレース活動を通じて851とその発展形の888は開発と改良が続けられ、それらの結果は市販車へも反映、年を追うごとに各部に変更が加えられた。そして1994年には、レースでの更なる戦闘力を求めてエンジンと車体の双方を全面的に刷新した後継車種916が登場、851シリーズはその役目を終えて販売を終了した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドゥカティ・851」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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