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ドゥンスタン
ドゥンスタン(Dunstan, 909年 - 988年5月19日)は、イングランドの聖職者、政治家。カトリック教会・聖公会・正教会で聖人。 == 生涯 == グラストンベリの小村にある教堂のかたわらで生まれた。父ヘオルスタンは富み、親類には3人の司教がいる有力な家柄であった。魔術を行ったかどでイングランド王アゼルスタンの宮廷を追われ、修道士となる。943年頃にグラストンベリの司教となり、修道院にベネディクト会の厳重な戒律と禁欲主義を採りいれた。国王エドレッドの顧問として政治勢力をふるったが、955年から957年まで国王エドウィによりフランドルに追放され、ついで国王エドガーに959年に呼び戻された。ウスター、ロンドン司教区を相次いで受領し、961年にカンタベリー大司教となる。再び政権をとって、北部地方を鎮定することで支配下に入ったデーン人を国民の一部とし、教会や国家の高い地位につけた。商業に関心をもち、貨幣の制定や度量衡を励行した。アルフレッド大王の精神を引き継いで教育を振興し、翻訳事業を再開した。ゴールの最も著名な学者アボーをフリューリから招聘したのもドゥンスタンである。法律の権威を高め、地主に十分の一税の支払いを強要した。エドガー死後の王位継承をめぐる内乱をわずかに阻止することができたが、988年に彼が擁立したエドワード殉教王が暗殺された後、カンタベリーに引退する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドゥンスタン」の詳細全文を読む
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