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ドコモUIMカード(ドコモユーアイエムカード)は、NTTドコモの第3世代移動通信システムサービス『FOMA』と第3.9世代移動通信システムサービス『Xi』で使われているSIMカードの一種。バージョン3(白色)以前の名称は『FOMAカード』であった。 == 概要 == ドコモUIMカードは、電話番号情報が記録されているICカードである。 電話帳、ショートメール (SMS)、ユーザー証明書 (FirstPass) を保存することもできる〔なお、FirstPassは2012年8月31日でサービスが終了している。 「FirstPass」(ファーストパス)のサービス終了 〕。 FOMA・Xiでは、ドコモUIMカードを差し替えることで、別の携帯電話機でも自分の電話番号で利用することができる。 よって、いわゆる「機種変更」(FOMA→FOMA、Xi→Xiの場合は「買増」、FOMA→Xiの場合は「契約変更を伴う買増」というのが正確)を行う場合でも、旧来のmova端末のように使用中の機種をショップに預けて手続きしてもらう必要はなく、単に新しい機種を購入して自分でドコモUIMカードを差し替えるだけでよい〔ただし、使用中のドコモUIMカードが新しい機種に対応していない場合は、ドコモUIMカードの交換手続きが必要。〕。 また、古い機種も手元に置いておけば、必要に応じてドコモUIMカードを差し替えて使い分けることも可能である。 このことにより、FOMA、Xiには「機種変更」という手続きは存在せず、新機種への切り替えは「端末買増」などと表現される(ただし、一般ユーザーに分かりづらいことから、ソフトバンクモバイルとイー・モバイルを除き、機種変更、auの場合は正式に「端末増設」とアナウンスするショップもある)。 同様に、中古でFOMA端末、Xi端末を入手したり、友人から譲り受けたりした場合でも、基本的には手続きを行わずにドコモUIMカードを差し替えるだけで使用可能であるが〔、UIMカード上のICチップ位置によっては不可能な場合がある。これはICチップ内の情報内容の互換性の問題ではなく、単に旧ロゴのUIMカードの多くは中心からずれた位置にチップが存在するが、新ロゴUIMカードでは中央にチップ位置が変更されたことによるもので、カード取り付け時に電極位置が合わないためこのようなことが起こる。 海外などで通信方式の違う国際ローミングの場合でも、対応電話機へドコモUIMカードを入れ換える(チップローミング、プラスチックローミング)ことで利用できる。 なお、N2102V、F2102V、900iシリーズ以降は、iアプリや着信メロディや着うたや待ち受け画像等はダウンロード時と異なる電話番号のFOMAカードでは使用できないロックが掛けられている。 また、P901iTV以外では、TV視聴目的による短期解約を抑止するためにFOMAカードが抜かれた状態ではワンセグを起動できない仕様となっていたが、2008年冬の新シリーズ以降は割賦販売が定着したことから制限が解除されている。 また、ドコモUIMカードを紛失・破損・盗難などにより再発行した場合も、同様に過去にダウンロードしたコンテンツは使用不可能となるが、認識不良などが頻発するなどの経年劣化・自然故障にあたるような不具合による交換の場合はカードの固有情報をドコモショップにて移行することが可能な状態であればコンテンツは引き続き利用可能である。また、自然故障と見なされる場合は手数料はかからない可能性がある(通常は破損による交換および紛失による滅損復旧は、再発行手数料として3,150円がかかる(税込))。 ただし、破損・紛失以外による交換の場合、公式サイト上のコンテンツの紐付けは上記のように維持されるが、主に公式サイト外に存在するドコモUIMカード(FOMAカード)の製造番号によるユーザー認証を行っているSNSサイトなどでは、ユーザー情報との関連付けが出来なくなることがある。 なお、バージョン3(白色、DN03・GE03・AX03)からは電話番号の書き込みがOTA (Over The Air) による無線書込が可能である。ただしドコモショップ等顧客情報端末 (ALADIN) や量販店等簡易端末 (RAPID) 設置店ではOTA書込みは行わず、ドコモUIMカードライタを使用して電話番号の書込みを行う。 またバージョン3からはFOMAカードライタ用とOTA専用バージョンがあり、OTA専用バージョンはパッケージにFOMAカード AX03 (OTA) のようにOTA表示、プラスチックカードの台紙裏面に「912345678-東北 開通期限 2011/7/15」「FOMAカード AX03 (OTA)」と表示されている。この「912345678」は新規申込時、MNPによる同番契約をしない場合の付与される電話番号を表示している。 * 例 : 「912345678」=「090-1234-5678」/「898765432」=「080-9876-5432」であり、最初の9または8または7は090/080/070の識別、残りの8桁は電話番号の下8桁に相当する。 なお、WILLCOM CORE 3G(FOMAハイスピード対応版)や、日本通信のb-mobile SIMシリーズなど、ドコモの回線を借りたMVNOが行うサービスにおいては、UIMカードとしてドコモUIMカード(FOMAカード)そのものが使用されている。 2010年12月以降のXiサービス開始以降は、NTTドコモ公式サイト上にて「ドコモUIMカード(FOMAカード)」と案内されている。 2011年4月1日からは、microSIM形状の『ドコモminiUIMカード』が、2012年11月1日からは、nanoSIM形状の『ドコモnanoUIMカード』が提供されている。ドコモminiUIMカード対応機種としての初号機としてSH-13Cがリリースされている。『ドコモnanoUIMカード』は、当初はSIMフリー版のiPhone 5のみに対応しており、またXi (LTE) 通信は不可能であったが、iPhone 5sがドコモから発売開始されるに当たり、ドコモで購入し専用パケット通信プランに加入したiPhoneに限り、Xi通信が可能になった。 2012年12月1日よりカードの形状変更に伴うカード発行手数料は3,150円(税込)から2,100円(税込)と値下げ(2014年4月1日からは税込2,160円)されたが、従来の1年(12か月)に1回のカード発行手数料無料制度が廃止となった。 バージョン5からMVNO用と思われる無地白色(以下バージョン3との混同を防ぐため無地表記)のカードが登場している。カードには『DoCoMo』『docomo』の表記が一切ない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドコモUIMカード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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