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ドタブカ
ドタブカ はメジロザメ属に属するサメの一種。全世界の熱帯・暖帯沿岸の深度400m以浅に分布し、長距離の回遊を行う。メジロザメ属では最大で、4.2m・347kgに達する。流線型の体、短い吻、長い鎌型の胸鰭、背鰭間の隆起が特徴。 成体は頂点捕食者であり、食性は非常に多様である。胎生で、22-24か月の妊娠期間を経て3-14匹の仔魚を産む。繁殖周期は3年だが、雌は雄の精子を貯めておき、妊娠に適した状況を選ぶことができる。成長は遅く、性成熟まで20年かかる。 人に危害を加える可能性があるが、事例は少ない。繁殖力が低く乱獲に弱いが、ふかひれや肝油のために高値で取引されている。このためIUCNは保全状況を危急種としている。 ==分類== 1818年、フランスの博物学者Charles Alexandre Lesueurにより''Journal of the Academy of Natural Sciences of Philadelphia''に記載された。おそらく北米で捕獲したサメに基づいた記載であるが、タイプ標本は指定されなかった〔。当時は''Squalus''属とされ、体色に因んで''obscurus''(ラテン語で"暗い")という種小名が与えられた〔〔。その後''Carcharhinus''属に移された。 古い資料では1882年、デイビッド・スター・ジョーダンとCharles Henry Gilbertが用いた学名''Carcharias''(後に''Carcharhinus'') ''lamiella''を用いているものがある。彼らが用いた顎は本種のものだったが、指定したタイプ標本はクロヘリメジロザメ ''C. brachyurus'' のものだった。そのため''C. lamiella''は本種ではなく''C. brachyurus''のシノニムとされている〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドタブカ」の詳細全文を読む
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