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ドック型揚陸艦(ドックがたようりくかん、Dock landing ship)は、揚陸艦のうち、艦内に持つウェルドックに収容した上陸用舟艇を用いた揚陸を主体として行う軍艦。 アメリカ海軍式の艦種分類記号では、LSD(Landing ship, dock)とLPD(Landing Platform Dock )がある。LPDとは、ドック型揚陸艦よりもウェルドックの容積を減らし、そのスペースを貨物輸送用に振り向け、輸送能力を重視した艦種で、ドック型輸送揚陸艦として厳密に区別され、別の艦種記号が割り当てられている。 == 概要 == 第二次世界大戦時の上陸戦では、洋上において上陸用舟艇をクレーンで海面に下ろし、その後輸送艦に横付けした上陸用舟艇へ移乗するという段階を踏んで行っていた。しかし、ドック型揚陸艦の導入により、艦内において舟艇に移乗し、ウェルドックへ注水して意図的に氾濫させることで、そのまま舟艇を発進できる。従来の方法よりも艦内で舟艇への移乗させるのに時間がとられなくなったため、上陸戦の効率が向上した。 ドック型揚陸艦は、多くの部隊や物資を輸送し、なおかつ艦内に上陸用舟艇やウェルドック設備をもつため、大型艦であることが多い。ウェルドックの開口部は艦尾に設けられ、航行中はハッチにより閉じられている。ウェルドック内には、舟艇の物資搭載を補助するためにクレーンが設けられていることがある。ウェルドック設備に重点を置いているため、飛行甲板などの設備は小規模の場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドック型揚陸艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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