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ドブガイは淡水に棲むイシガイ科の二枚貝。日本のほか東アジア一帯に分布し、またヨーロッパなどに帰化している。川や沼の底の泥中に生息する。 殻長は10cmほどだが、形態的変異が大きく、20cmを超えるものも見られる。遺伝的および形態的に、大型になるヌマガイ (ドブガイA型)と、小型のタガイ (ドブガイB型)の2種類に分けられる。 殻の色は、緑色から黒色まで変異が大きい。殻は薄くて、乾燥させると自然にひび割れることが多い。ドブガイの仲間は、タガイ、ヌマガイに限らず、フネドブガイ、マルドブガイなどにおいても、擬主歯がまったくないことが特徴である。 グロキディウム幼生は、ヨシノボリなどに寄生する。 その名から連想されるように、一般的には泥臭くまずいため忌避されるが、霞ヶ浦などではタンカイ(淡貝)と呼ばれ食用にされる。三重県北勢地域では、かつてドウビンと呼ばれていた。 ファイル:dobugai060826.jpg|自然状態でのドブガイ 三重県津市 ファイル:tagai050824.jpg|ドブガイB型(タガイ) 三重県いなべ市 == 参考文献 == *近藤高貴, 2008. 日本産イシガイ目貝類図譜. 日本貝類学会特別出版物第3号, v + 69 pp. 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドブガイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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