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瞋(しん)(パーリ語:byāpāda、英語:ill-will)は、仏教が教える煩悩のひとつ。瞋恚(しんに)ともいう。我(自分)に背くことがあれば必ず怒るような心である。仏教で人間の諸悪・苦しみの根源と考えられている三毒、三不善根のひとつ。また、瞑想修行を邪魔する5つの煩悩、五蓋のうちの2番目の煩悩である。 瞋恚を断つ方法としては、パーリ仏典(Pali Canon)中部(Majjhima Nikāya)の62番目の経典である大ラーフラ教誡経(Mahārāhulovādasutta)に例が示されている。この中で、釈迦は息子の羅睺羅(ラーフラ)に以下のように説いている。 Mettaṃ, rāhula, bhāvanaṃ bhāvehi. Mettañhi te, rāhula, bhāvanaṃ bhāvayato yo byāpādo so pahīyissati.〔(https://suttacentral.net/pi/mn62) 〕 ラーフラ、慈悲の瞑想を深めなさい。というのも、慈悲の瞑想を深めれば、ラーフラ、どんな瞋恚も消えてしまうからです。 ==脚注・出典== 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「瞋」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dvesha (Buddhism) 」があります。 スポンサード リンク
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