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水戸岡 鋭治(みとおか えいじ、1947年7月5日 - )は、日本のインダストリアルデザイナー(工業デザイナー)・イラストレーター。 岡山市吉備津(現・北区)出身。ドーンデザイン研究所代表取締役。九州旅客鉄道(JR九州)デザイン顧問・両備グループデザイン顧問・おかやま夢づくり顧問。公益財団法人石橋財団理事〔石橋財団 役員一覧 (2014年11月1日閲覧)〕。 == 経歴 == 幼い頃は窓から外をボーっと眺めるのが好きで、のんびりしていて不器用で鈍臭い少年だったため、アダ名は「鋭治」の反対語の「鈍治(ドンジ)」であった。彼はこのアダ名を現在でも大変気に入っており、後に設立した「ドーンデザイン研究所」の名前の由来になっている。 岡山県立岡山工業高校卒。高校卒業後、大阪・ミラノのデザイン事務所に勤めた後、1972年にドーンデザイン研究所を設立〔。家具や建築のデザインを中心に行う〔。 彼が脚光を浴び始めたのは、九州旅客鉄道(JR九州)の車両デザインである。1988年、福岡市の「ホテル海の中道」のアートディレクションを手がけて以降、JR九州の列車・駅・広告のデザインに携わる事となる〔。最初に手がけたのは、海の中道へ向かう香椎線用のジョイフルトレイン『アクアエクスプレス』。キハ58系気動車を改造したものだった。その後、熊本駅改装、キハ200形気動車のデザインを行った。 1992年の787系電車『つばめ』は、ブルーリボン賞、ブルネル賞といった鉄道関連の賞だけでなく、グッドデザイン認定や松下電工(現:パナソニック電工)のライティングコンテスト最優秀賞などを受賞、国内外から高い評価を得た〔。 1995年には奇想天外なデザインで話題となった883系電車『ソニック』、2000年にはオール革張りシートにフローリング床の組合せで登場した在来線特急の集大成と言われる885系電車『かもめ』、2004年には西陣織のシート、簾、い草、さらには金箔(1000番台・2000番台)と言った和のテイストを持ち込んだ九州新幹線800系電車『つばめ』を生み出し、JR九州が標榜した鉄道ルネッサンスを具現化していった。 また、一旦は衰退した寝台列車の復活を目指していると語っている〔共同通信社 2011年1月30日 〕。実際、2013年10月に九州内を巡る豪華寝台列車『ななつ星in九州』の運行が開始された〔。 故郷岡山では、市民グループ「路面電車と都市の未来を考える会」(RACDA)からの要望を受け、両備グループの岡山電気軌道に初めて導入された超低床電車『MOMO』のデザインを担当。この後、両備グループデザイン顧問に就任し、両備ホールディングスや岡山電気軌道のバス、両備フェリーのフェリー『おりんぴあ どりーむ』、両備不動産の分譲マンションのデザインを行った。 その他、和歌山電鐵の「たま電車」や富士急行の「富士登山電車」のデザインを手がけるなどしている。 2011年、「九州新幹線など数々の斬新な鉄道デザインを手掛け、列車旅の世界を革新した」として、第59回菊池寛賞を受賞。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水戸岡鋭治」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Eiji Mitooka 」があります。 スポンサード リンク
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