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ナガメ（菜亀、学名：''Eurydema rugosa'' ）は、カメムシ目カメムシ科の昆虫。和名は「菜の花につく亀虫」の意味で、アブラナ科の植物に集まることから名づけられた。 == 特徴 == 成虫は体長6.5ミリメートルから9.5ミリメートルで、橙地に黒の紋、あるいは黒地に橙の条紋を持つ。近縁のヒメナガメと比べると単純な模様である。幼虫は外見から区別し難いほど似ている。 幼虫・成虫ともにアブラナ科の植物を食草とする。セイヨウアブラナ、ダイコン、キャベツ、カブ、ノザワナ、ハクサイ、コマツナのような野菜や、タネツケバナ、ナズナ、グンバイナズナ、イヌガラシ、タガラシ（キンポウゲ科）のような様々な野草を含む〔Morimoto et. al. "Coexistence of the Two Closely Related Species ...", p437. イヌガラシとタガラシは『日本原色カメムシ図鑑』227頁。〕。 長野県伊那市の高遠での調査では、ナガメは成虫で越冬し、年に2回発生し〔Morimoto et. al. "Coexistence of the Two Closely Related Species ...", p439-p440.〕、4-10月に見られる〔槐 (2013)、302頁〕。 Eurydema rugosa (mating).JPG|交尾中のナガメ Eurydema dominulus bl.jpg|近縁種のヒメナガメ ''Eurydema dominulus'' 特有の臭気の主成分はトランス-2-ヘキセナールで、幼虫にとって天敵となりうるアリを忌避させる。それだけでなく、幼虫はこれを仲間に対する警告と集合という反対のフェロモンとして利用する。すなわち、危険が迫ると大量の臭気を出し、それを感知した他の個体はその場から落下するか逃げ散る〔Ishiwatari "Studies on the Scent of Stink Bugs I".〕。少量の臭気を感知した幼虫はそれを手がかりに集まってくる〔Ishiwatari "Studies on the Scent of Stink Bugs II".〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「ナガメ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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