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ナキリスゲ : ウィキペディア日本語版
ナキリスゲ

ナキリスゲは、細みのスゲで、秋に花をつける。
== 特徴 ==
ナキリスゲ(''Carex lenta'' D.Don ex Spreng.)というのは、単子葉植物カヤツリグサ科スゲ属の植物である。本州中部以南ではごく普通のスゲであり、広い範囲に生育している。名前は菜切り菅の意で、葉がざらつくので、菜っ葉が切れるほどだというのだが、実際はそれほどでもない。常緑性である。また、花期が秋である点でも日本のスゲでは数少ない例である。
根茎はごく短く、地表にあって根出葉を多数つける。匍匐茎は普通出さず、大きなだちとなる。葉は細長いものが多数あり、緑から深緑、やや立ち上がって伸び、先端は垂れて長さ30-40cm位。根元には褐色の鞘がある。
花穂は9-10月頃に出る。花茎は細長く、長さ50cm位まで伸び、先端はやや傾くか、垂れる。中程から上の各節からそれぞれ1-3個ほどの小穂を出す。小穂はそれぞれ細い柄を持っていて、やや垂れる。小穂はすべて雄雌性である。つまり、先端部に短い雄花部がある。小穂は円柱形で雌花がやや密生し、先端にはごく短い雄花部があって、まるで円柱の先端がとがって突き出したように見える。苞は鞘と長い葉状部を持つ。
雌花はほぼ同じ長さの鱗片に覆われる。鱗片は緑か、やや黄褐色になる。果胞は長さ3mmかやや大きく、卵形で偏平、表面には多数の毛がはえている。嘴は尖って、先端は小さく二つに割れる。果実は楕円形で偏平、花柱は細長く、先端の柱頭は二つに割れる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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