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シュート(和製英語: )とは、野球における球種(変化球)の1つで、比較的速い球速で投手の利き腕方向に曲がる。 == 概要 == シュートはバックスピンとサイドスピン(利き腕方向)の間の回転軸を持ち、サイドスピン側に傾いていれば曲がりながら沈むシュートとなり、城之内邦雄などの投げたシュートがこれにあたる。バックスピン側に傾いていれば縦方向にはほとんど変化せず横に曲がるが、この中で、直球に劣らぬ球速があり、なおかつ打者の手元で鋭く伸びる(ホップ気味に曲がる)ものが存在し、シュートの中でも特に威力あるものとされる。このタイプのシュートを投げることが出来た投手に、平松政次、長谷川良平、安仁屋宗八などがいる。 リリース直後の球筋は直球に近く、右投手の場合は右打者に対し近づくように変化し、投手によっては直球より速くなることがある。そのため打者が直球と思ってスイングするとバットの芯から外れて根元に当たることになり、詰まらせて内野ゴロに打たせて取ったり、ファウルボールを打たせてストライクを稼ぐのに有効な球種とされる。 また、打者が胸元に向かってくる内角のシュートに対応しようと体を開いてスイングするなどした場合は外角のボールに対してスイングが崩れやすくなる。そのため、平松や工藤公康、野村克也はシュートを意識させた上で直球やシュートと逆方向に変化するスライダーなどを外角に投じる事でストライクゾーンの左右を広く使う事ができ、容易に打者を打ち取ることが出来ると指摘しており〔〔「『ノムラの教え』に耳を傾けろ」 『週刊ベースボール』ベースボール・マガジン社刊、2008年5月12日号、20-21ページ。〕、工藤は「シュートを投げられているという感覚だけでバッターは意外と詰まったりするんですよ。だからあまり曲がらなくてもシュートを投げるんです」と語っている〔。シュートがクローズアップされることが多い小野晋吾も「シュートは見せ球で、自分はスライダーピッチャーだ」と語っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シュート (球種)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Shuuto 」があります。 スポンサード リンク
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