|
国家ボリシェヴィキ党(NBP 、ナツボル、英:National Bolshevik Party)はロシア地方の政党で、新ユーラシア主義に影響を受けた民族共産主義による統治を主張する。ロシア政界内では反プーチン体制・反統一ロシア党の野党連合「もう一つのロシア」に加盟している。 同様の思想・名称を持って行動する政党がいくつかロシア以外にも存在するが、ロシア国内における民族共産主義・新ユーラシア主義系の議会進出は許容されず、政党としての承認を二度にわたって取り消されている。ナツボルの側も議会での政治行動より、街頭でのデモや暴動などの実力行使を好んで用いる傾向にある。 機関紙は「Limonka」(リモンカ)。直訳するとロシア語で「レモン」だが、スラングでは「レモン型の手榴弾」を意味する〔Вавилон: Литературная жизнь Москвы 1 - 15 february 1998 〕。 ==政治目標== 内政面では共産主義(特にボリシェビキ派によるソ連型社会主義)を肯定的に捉え、対外的にはロシア人の民族主義と新ユーラシア主義に基づいて「ロシア人によるユーラシア統一」を主張する〔Program of the National-Bolshevik Party 〕。この過程において当然ながら最も敵視されるのはアメリカ合衆国である。内政的には資本主義を奉じる最大の国家であり、対外的には同じく覇権主義に基づいた国際介入を行うアメリカは「最大の敵」と見なされている。 ただし新ユーラシア主義に関する主張についてはナツボル内でも論争の種で、党の高官であったアレクサンドル・ドゥギンは党内論争の末に離党してユーラシア党を創立している。これに対して機関紙「Limonka」はドゥギンは日和見的な保守主義者であると批判し〔Lithuania Bans Soviet and Nazi Symbols 〕、党はユーラシアにおける諸民族の庇護者としてロシア民族を位置づけると宣言した。これはロシア中心の新ユーラシア主義にやや修正を加えたことを意味する。 現プーチン政権については官僚機構と警察の権威主義的な姿勢を批判し、国家機構の腐敗を招いていると強く攻撃している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国家ボリシェヴィキ党」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 National Bolshevik Party 」があります。 スポンサード リンク
|