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ナテグリニド : ウィキペディア日本語版
ナテグリニド

ナテグリニド は、味の素製薬株式会社により創製された経口糖尿病薬のひとつ。日本では「ファステック」として味の素製薬製造・第一三共販売、「スターシス」としてアステラス製薬より販売されている。海外ではStarlixとしてスイスの製薬企業ノバルティスにより販売されている。
ナテグリニドはミチグリニドレパグリニドなどと共にグリニド系と呼ばれる。2型糖尿病患者でのグリニド系経口血糖降下薬の嚆矢である。
== 薬理作用 ==
ナテグリニドは膵臓ランゲルハンス島β細胞を刺激し、インスリンの放出を促すことにより血糖値を降下させる。スルフォニルウレア系(SU系)の薬剤と同様の薬理作用を示すが、作用時間が短く、SU剤と比べ低血糖発作を起こしにくいことを特徴とする。
* デンマークのコホート研究では、メトホルミンに比べ、有意差はないものの、SU薬のグリクラジドではやや心血管系死亡リスクが高く、ナテグリニドと類薬のグリニド系薬レパグリニドでは低い傾向がみられた。〔Schramm TK etal., Eur Heart J. 2011 32(15): 1900-8.〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ナテグリニド」の詳細全文を読む




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