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ナフチル基 ( リダイレクト:ナフタレン ) : ウィキペディア日本語版 | ナフタレン[き, もとい]
ナフタレン(ナフタリン、那夫塔林〔木村修次・黒澤弘光『大修館現代漢和辞典』大修館出版、1996年12月10日発行(770ページ)〕、naphthalene)は、分子式 C10H8、分子量 128.17 で、2個のベンゼン環が1辺を共有した構造を持つ多環芳香族炭化水素である。無色で昇華性を持つ白色結晶である。アセン類として最も単純な化合物。構造異性体として、7員環と5員環からなるアズレンがある。
ナフタリンの2008年度日本国内生産量は 197,828t、消費量は 114,075t である〔経済産業省生産動態統計・生産・出荷・在庫統計 平成20年年計による〕。 ==歴史== 1820年代初頭、コールタールの蒸留によって得られる刺激臭のある白色固体について2つの別々の報告がなされた。1821年、ジョン・キッドはこれら2報の発表を引用し、この物質の性質の多くとその生産方法について記述した。キッドは、この物質がナフサの一種から得られていたため、「naphtaline」という名称を提案した。ナフタレンの化学式はマイケル・ファラデーによって1826年に決定された。2つのベンゼン環が縮環した構造は1866年にエミール・エルレンマイヤーによって提唱され、その3年後にカール・グレーベによって確認された。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Naphthalene 」があります。
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