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ナブラ記号 : ミニ英和和英辞書
ナブラ記号[なぶらきごう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [き]
 (n,n-suf) chronicle
: [ごう]
  1. (n,n-suf) (1) number 2. issue 3. (2) sobriquet 4. pen-name 

ナブラ記号 : ウィキペディア日本語版
ナブラ記号[なぶらきごう]

記号 ∇(ナブラ、)の呼び名は、似た形のヘブライの竪琴のギリシャ語名 に由来する(アラビア語ヘブライ語での呼び名とも関係がある)。数学記号としてこれを用いたのはハミルトンだが、横向き楔形 としてである。 他にも稀に、ギリシャ文字 Δ (delta) の逆さまであるということで、逆さ綴りにしたアトレッド (''atled'') を呼び名とすることもある。あるいは実際のギリシャ語での呼び名は「逆さまのデルタ」() である。
別系統の呼び名として、∇ が心臓を横から見た形に似ていることから「心臓」を意味するペルシャ語の دل(デル)がある。
ナブラ記号は標準の HTML でも ∇ と書いて、あるいは LaTeX でも \nabla と書けば利用できる。ユニコードでは16進で U+2207, 10進で 8711 にコードポイントを持つ。

== 数学における用例 ==
∇ は数学において勾配発散回転を取る演算を指し示す微分作用素としてのナブラ演算を表すのに用いられる。微分幾何学における接続や、差分法における(前進差分 Δ の逆としての)後退差分、あるいは主に束論における(相等関係 Δ の逆としての)全関係を表すのにも用いられる。記号の導入者はアイルランドの数学・物理学者ハミルトンで、1837年のことである〔W. R. Hamilton, in ''Trans. R. Irish Acad.'' XVII. 236 (1837)〕。ウィリアム・トムソンは1884年にと書いている〔W. Thomson, ''Notes Lect. Molecular Dynamics & Wave Theory of Light'' at Johns Hopkins Univ. x 112 (MS) (1884)〕。
1901年にギブズウィルソンはと記した〔Gibbs & Wilson, ''Vector analysis: a text-book for the use of students of mathematics and physics, founded upon the lectures of J. Willard Gibbs by Edwin Bidwell Wilson'' (1901)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ナブラ記号」の詳細全文を読む




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