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ナベスナ氷河(Nabesna Glacier)とは、北アメリカ大陸の北西部に存在する氷河の1つである。ランゲル山地に属するブラックバーン山から流れ降る氷河の1つとして知られる。なお、行政区分ではアメリカ合衆国のアラスカ州に属する。 == 概要 == ナベスナ氷河は、ランゲル山地(Wrangell Mountains)に降る雪が氷河となったものである。このランゲル山地は寒冷地に位置している上に標高も高いので、ここに降った雪は融けずに万年雪となって蓄積されて氷河となるのである。ランゲル山地には、数百万年前に盾状火山として誕生した山が存在し、ここの北側を覆っている万年雪が、ナベスナ氷河の源流である。ナベスナ氷河はブラックバーン山の北側のおおよそ標高4317m付近から北方へと流れ出している。そして、標高約900m付近の所が氷河の末端となっていて、2010年現在、その長さは約85kmにも達している 〔 "[http://earth.esa.int/workshops/ers97/papers/lingle2/ Dynamic Behavior of the Bering Glacier-Bagley Icefield System During a Surge." European Space Agency. 2010年06月14日閲覧 〕 。 この他に、このナベスナ氷河は約40本の支流の氷河を持っていて、それらも途中でナベスナ氷河の本流へと合流してくる。これらの氷が末端部で融解して、ナベスナ川(Nabesna River)を形成している。なお、このナベスナ川は、ナベスナ氷河と同様に北へと流れていて、タナナ川(Tanana River)へと流れ込んでいる。ちなみに、ナベスナ氷河という名称は、この氷河が融解することでできているナベスナ川から取られた名前であって、1902年にアメリカ地質調査所に所属していたF. C. Schraderによって命名されたものである 〔 "[http://geonames.usgs.gov/pls/gnispublic/f?p=gnispq:3:::NO::P3_FID:1406771 Nabesna Glacier]" United States Geological Survey提供 Geographic Names Information Systemより。 2007年03月08日閲覧。 〕 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナベスナ氷河」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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