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ナポイの戦い : ミニ英和和英辞書
ナポイの戦い[たたかい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦い : [たたかい]
 【名詞】 1. battle 2. fight 3. struggle 4. conflict 

ナポイの戦い ( リダイレクト:ナボイの戦い ) : ウィキペディア日本語版
ナボイの戦い[なぼいのたたかい]

ナボイの戦い(ナボイのたたかい、日本側呼称)またはコイアリ襲撃(、アメリカ側呼称)とは、太平洋戦争中の1943年(昭和18年)11月29日ブーゲンビル島ナボイ(コイアリ)において、アメリカ軍と日本軍の間で行われた戦闘。ブーゲンビル島の戦いの一部であり、1個大隊規模のアメリカ海兵隊が日本軍の反撃を妨害する目的で上陸戦を仕掛けた。予想より有力な日本軍の抵抗を受けてアメリカ軍の作戦は失敗し、海兵隊は全く目的を達成できないまま撤退した。
== 背景 ==

1943年11月1日、アメリカ軍は、日本の第17軍が守るブーゲンビル島のトロキナ岬に上陸した。日本側は、第6師団(師団長:神田正種中将)の歩兵第23連隊による反撃で撃退を試みたが、失敗に終わった(第1次タロキナ作戦)。
アメリカ軍の指揮官であるロイ・ガイガー将軍は、トロキナ岬周辺1.8kmに築いた橋頭堡を、さらに拡大することにした。トロキナ川en)に向かって部隊を東進させ、内陸側にフォックス(Fox)のコードネームを付けた防衛線を構築する意図であった。この進撃は11月26日に完了した。さらに、ガイガー将軍は、進撃部隊全体の右翼側を奇襲から守るため、トロキナ岬からエンプレス・オーガスタ湾の海岸伝いに16kmほど南下した地点であるコイアリ(日本側呼称:ナボイ)に別動隊を送り、日本軍の反撃に対する警戒拠点とするとともに、日本軍の集積している物資を破壊、後方連絡線を遮断しようと計画した。ナボイ襲撃部隊へ命じられた行動要領は、上陸後に東西道まで進出して日本軍を妨害するが、日本軍主力部隊との決戦は回避せよというものであった〔Shaw (1963) , et al. Chapter 6, pp. 270–272.〕。作戦期間は4日間だけと予定された〔Rentz (1946) , p. 75.〕。

襲撃部隊の主力は、11月23日にベララベラ島から到着したばかりの海兵空挺部隊en)の第1海兵空挺連隊第1大隊で、リチャード・フェイガン(Richard Fagan)少佐が率いた。コマンド部隊である海兵奇襲部隊en)の第3海兵奇襲大隊からM中隊第3海兵師団第12海兵連隊から砲兵観測要員が配属されている〔〔Gailey (1991) , p.113.〕。準備の遅れにより、上陸は11月29日に延期された。当初の計画では火力支援に駆逐艦が投入される手はずであったが、その後の命令により実施できなくなってしまった。11月27日夜に上陸した偵察班は、日本軍の活動は見当たらないと報告した。28日に上陸地点を偵察したボートも、敵は存在しないと報告していた〔。
対する日本軍は、第6師団主力による2回目の総攻撃の準備を進めつつあった。日本軍は、島南部のブインに近いエレベンタを兵站拠点とし、陸上輸送のほか、エンプレス・オーガスタ湾沿いのマワシカやナボイへ大発動艇などにより補給物資を運んでいた〔防衛研修所戦史室(1972年)、460-461頁。〕。ナボイには、最前線へ送る物資を中継する海岸集積所が設けられ、第6師団の輜重兵第6連隊第1中隊や師団経理部などの後方部隊が駐留していた。11月28日の夜にもナボイへの舟艇輸送が行われ、29日午前2時頃には揚陸を終えて去ったところであった〔防衛研修所戦史室(1972年)、458頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Koiari Raid 」があります。




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