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ナルヴィ(''Narvi'') #北欧神話に登場するロキの息子の名。本稿の1で詳述する。 #北欧神話に登場する夜の女神ノート(''Nótt'')(もしくはノット)の父となる巨人。本稿の2で詳述する。 #1.より名付けられた土星の衛星 ⇒ ナルヴィ (衛星) #J・R・R・トールキンの中つ国の登場人物 ⇒ ナルヴィ ---- ナルヴィ(''Narvi'')は、北欧神話に登場する人物の名である。 次の2名が登場する。 #ロキとシギュンの子。 #夜の女神ノートの父。 ==ロキとシギュンの子== ナルヴィは悪神ロキと、妻のシギュンとの間の息子とされている。 『古エッダ』と『スノッリのエッダ』では彼の扱いが異なっている。 『古エッダ』の『ロキの口論』において、息子ナリの腸でロキは拘束され、兄弟のナルヴィは狼に変身させられた。狼がナリを殺すといった趣旨の文章はみられない〔『エッダ 古代北欧歌謡集』87、248、274頁。〕。 しかし、『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』では、まず33章で夫婦の息子はナリでその別名がナルヴィだとされている。ところが50章では、ナリの他にヴァーリという息子が登場し、これが狼に変身させられてナリを引き裂いてしまう。腸を引きずり出したのは神々とされている〔。 シーグルズル・ノルダルがこの違いを次のように解釈している。 スノッリはナリとナルヴィを同一人物と考え、最初に息子は1人しか紹介しなかった。ところがロキの捕縛の場面を書く際、息子は2人いなければならなかった。スノッリや彼にこの物語を話した誰かは2人目の名前を、おそらくは誤解から、オーディンの息子ヴァーリと同じヴァーリとした。オーディンの息子は、バルドルを殺したホズに復讐するために生まれてきた。ロキの息子ヴァーリも、バルドルの復活を阻んだロキに対して復讐をする〔『巫女の予言 エッダ詩校訂本』199-201頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナルヴィ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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