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ナレースワン級フリゲート (, )は、タイと中国が共同で開発し、中国で建造されタイ海軍が運用するフリゲート。中国側名称は''F25T型フリゲート''。 その設計に当たってはドイツのMEKO型フリゲートなどの技術が導入され、従来の中国製フリゲートよりも格段に近代化された。また、西側諸国で標準的な各種装備を搭載しており、十分な多任務対応能力を備えている。その一方で、多国籍の装備を搭載したことからシステム統合に非常な困難を経ることとなり、中国を警戒して一部データは提供されず、さらにアジア通貨危機の影響で艦対空ミサイルなど一部装備品は後日装備とされた。 == 来歴 == タイ海軍は、1980年代後半より、中国海軍の053H2型フリゲートの輸出型である053HT/HT(H)型フリゲートの導入を進めていた。しかし、これらの建造途中に再検討を行なった結果、これらは中国海軍の基準で建造されていたことから、居住性や耐航性でタイ海軍の基準には適合しない上に、搭載されている装備の大部分は旧式であり、システム統合はまったく不完全で、一線での戦闘に投入できるものではないという結論に達した。このことから、後期建造艦2隻は、まったく新しい設計に基づいた新型艦として建造することとなった。これによって建造されたのが本級である。 053HT型で中国製装備を搭載したことの反省から、ナレースワン級においては、西側諸国の装備を多く搭載することとした。これにより、本級は、スペック表においては一流の性能を獲得することとなったが、調達元が多国籍となったことにより、そのシステム統合は非常な困難を経ることとなった。また、本級の建造開始の直前に、タイ海軍は053HT型の受領を完了したが、受領した4隻に建造上の不手際があったことから中国の造船技術に疑問を持ち、本級の発注取消しを伝える一幕があった。最終的に、設計にドイツなど西側の企業を積極的に参加させ、またタイ海軍がより厳格に監督するという条件で、本級の建造が開始された。この決定により、本級の設計にはドイツのMEKO型フリゲートのノウハウが大いに反映され、より優れた設計となったが、建造の遅延は避けられなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナレースワン級フリゲート」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 HTMS Taksin 」があります。 スポンサード リンク
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