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カンアオイ(寒葵、学名:''Asarum nipponicum''、シノニム:''Heterotropa nipponica''、''Asarum kooyanum'' var. ''nipponicum'')は、ウマノスズクサ目ウマノスズクサ科カンアオイ属の植物である。研究者によっては''Heterotropa''属に含められるが、最新の植物誌(フロラ)では''Asarum''属に分類される〔Sugawara, Takashi. (2006) "''Asarum''," ''Flora of Japan Vollume IIa'', K. Iwatsuki et.al. (ed.), KODANSHA, 2006, pp.383-384.〕〔カンアオイ属も参照〕。別名:カントウカンアオイ。 ギフチョウの幼虫の食草としても知られる。 == 特徴 == ;分布 日本固有種で、本州の関東地方から近畿地方、四国に分布する。 ;生育環境 山地や森林の林床に生育する。 ;形態 小型の多年草。茎は短く、地面を匍匐する。葉は互生、卵形~卵状楕円形で、先端は尖り、基部は心脚、長さ6-10cm、幅4-7cm、濃緑色で白い斑紋がある。花期は秋季(10-11月)。花のように見えるのは花弁ではなく3枚の萼片である。萼片は基部で癒着し萼筒を形成する。萼筒は先がくびれず、直径2cm、長さ1cm程度で、暗紫色、内側に格子状の隆起線がある。萼筒の先端の萼裂片は三角形で萼筒よりも短く、濁った黄色。雄蕊は12本、雌蕊は6本。芳香がある。染色体数は2n=24。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カンアオイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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