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ナンブトラノオ
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ナンブトラノオ
ナンブトラノオ(南部虎の尾、学名:''Bistorta hayachinensis'' )はタデ科イブキトラノオ属の多年草〔〔『日本の野生植物 草本II 離弁花類』p.18〕〔『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』p.508〕〔『新牧野日本植物圖鑑』p.78,p.1329〕。 == 特徴 == 多年草で全体に無毛。地下の根茎は太い。根出葉は数個つき、葉柄があり、葉身は長さ3-8cm、幅1.5-3.5cmになる卵状楕円形で、先端は鈍形、基部は浅い心形から円形になり、葉柄に翼はない。葉質は厚く、表面は深緑色で光沢があり、裏面は緑白色を帯びる。茎は根出葉の間から直立し、高さ15-30cmになり、茎には2-3個の小さな葉が互生する〔〔〔〔。 花期は7-8月。茎先に総状花序を1個つけ、花穂は円柱形で長さ1-3cmになり、淡紅色の花を密につける。花に花弁はなく、萼が花冠状に深く5裂し、萼片は卵状楕円形で長さ3-4mmになる。雄蕊は10個あり、花糸は糸状で細く、葯は小さい。子房の先に花柱が3個つき、糸状になる。果実は痩果で、3稜をもつ長さ約3mmの楕円形になり、黒褐色で光沢がある〔〔〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナンブトラノオ」の詳細全文を読む
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