翻訳と辞書
Words near each other
・ ニオベ
・ ニオベ (小惑星)
・ ニオベ (防護巡洋艦)
・ ニオベー
・ ニオロ・デュ・サエル
・ ニオロ・デュ・サエル圏
・ ニオロ・デュ・サヘル
・ ニオール
・ ニカの乱
・ ニカの反乱
ニカイア
・ ニカイアの攻囲戦
・ ニカイア・コンスタンティノポリス信条
・ ニカイア信条
・ ニカイア信経
・ ニカイア公会議
・ ニカイア包囲戦
・ ニカイア帝国
・ ニカイア攻囲戦
・ ニカイア正統派


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ニカイア : ウィキペディア日本語版
ニカイア

ニカイア()は、古典ギリシア語で「ニケ(勝利)の街」を意味する都市名である。中世ギリシア語・現代ギリシア語ラテン語ではニケアで、ニカエア、ニケーアと書かれることもある。ヘレニズム世界の各地に同名の町が複数あり、フランスニースの古名もニカイア(ニカエア)である。
史上もっとも有名なニカイアは、小アジアビテュニアのヘレニズム都市である。ビテュニアのニカイアは、現在のトルコの都市、イズニクにあたり、初期キリスト教の教義確立に大きな影響を与えた、二つの公会議325年および785年)の開催地、東ローマ帝国の亡命政権ニカイア帝国の首都として知られる。
== ビテュニアのニカイア ==

ビテュニアのニカイアはアスカリオン湖(現イズニク湖)に面し、紀元前310年頃、古代マケドニアアレクサンドロス3世の死後、小アジアを支配したアンティゴノスによって建設された。当初の名をアンティゴネアという。後継者戦争でアンティゴノスが敗れると、街はテッサリアの将軍リュシマコスのものとなり、リュシマコスは妻の名にちなんでニカイアと街の名を改めた。
ヘレニズム時代のニカイアからは天文学者ヒッパルコスおよび数学者・天文学者スポルスが出た。
ニカイアはガラティアプリュギアへの街道が交叉する場所に位置し、交易が盛んに行われた。ローマ帝国時代にはさほど軍事的に重要視されなかったが、近隣のビュザンティオンがローマ帝国の首都と定められるにおよび、改名した新首都コンスタンティノープルの南に位置する防衛拠点として強化された。当時の城壁などは現在も一部残っているが、4世紀はじめにあった数度の地震により、かなりの部分がいったんは廃墟となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ニカイア」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.