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ニガクリタケ : ウィキペディア日本語版
ニガクリタケ

ニガクリタケ(苦栗茸、''Hypholoma fasciculare''(Hudson:Fr.)Kummer)はハラタケ目モエギタケ科モエギタケ亜科クリタケ属キノコ有毒毒性は強く多くの死亡例がある〔胃腸障害を引き起こすきのこ -財団法人 日本中毒情報センター〕 。ニガコ(東北)、スズメタケ(青森)などの地方名がある。
== 特徴 ==
ほぼ一年中見ることが出来る。針葉樹および広葉樹の木材や切り株などに発生する傘の直径が2~5cm程度小型のキノコ。鮮黄色から淡褐色。幼菌時の皮膜の名残が傘の縁やにあるが、消失しやすい。名前の通り生のものは味が苦く、飲み込まずに味見をすることで区別できる。加熱すると苦みは消えるが、毒性はそのままである。
発生場所や、苦味の強弱などに差異が多く見られることから、形態がよく似た複数の類似種の存在が指摘されていたが、2014年になって日本産のニガクリタケには''Hypholoma fasciculare''の他に日本未報告種の''H. subviride'' が含まれていることが判明した〔西田麻理奈他、日本産 ''Hypholoma fasciculare'' (ニガクリタケ) の分類学的再評価 日本菌学会第57回大会〕。同種はアメリカ合衆国コスタリカベリーズに分布する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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