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ニガクリタケ
ニガクリタケ(苦栗茸、''Hypholoma fasciculare''(Hudson:Fr.)Kummer)はハラタケ目モエギタケ科モエギタケ亜科クリタケ属のキノコ。有毒。毒性は強く多くの死亡例がある〔胃腸障害を引き起こすきのこ -財団法人 日本中毒情報センター〕 。ニガコ(東北)、スズメタケ(青森)などの地方名がある。 == 特徴 == ほぼ一年中見ることが出来る。針葉樹および広葉樹の木材や切り株などに発生する傘の直径が2~5cm程度小型のキノコ。傘は鮮黄色から淡褐色。幼菌時の皮膜の名残が傘の縁や柄にあるが、消失しやすい。名前の通り生のものは味が苦く、飲み込まずに味見をすることで区別できる。加熱すると苦みは消えるが、毒性はそのままである。 発生場所や、苦味の強弱などに差異が多く見られることから、形態がよく似た複数の類似種の存在が指摘されていたが、2014年になって日本産のニガクリタケには''Hypholoma fasciculare''の他に日本未報告種の''H. subviride'' が含まれていることが判明した〔西田麻理奈他、日本産 ''Hypholoma fasciculare'' (ニガクリタケ) の分類学的再評価 、日本菌学会第57回大会〕。同種はアメリカ合衆国、コスタリカ、ベリーズに分布する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニガクリタケ」の詳細全文を読む
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