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ニコラス・ジョージ・カー (Nicholas George Carr、1959年 - )はアメリカ合衆国の著述家。テクノロジー、ビジネスおよび文化について書籍や論文を発表している。ダートマス・カレッジおよびハーヴァード大学で学んだ〔Profile at Carr's blog 〕。なお以前''Harvard Business Review''で編集者および編集責任者として働いていたことがある。 2010年に刊行した『ネット・バカ』(原題:The Shallows)は、2011年のピューリッツァー賞・一般ノンフィクション部門の最終候補に選ばれている〔2011 Pulitzer Prize finalists 〕。 == 概要 == 2003年にハーバード・ビジネス・レビューへ論文「ITは重要ではない」("IT Doesn't Matter")を発表、続いて2004年にハーバード・ビジネススクール・プレスから『ITは重要なのか?―情報技術と競争力の衰弱』(''Does IT Matter? Information Technology and the Corrosion of Competitive Advantage'')を刊行。情報技術が偏在化・標準化・廉価化するにつれてビジネスにおける情報技術戦略の重要性は逓減していると主張し、大きな反響を喚起した。IT産業に騒動を巻き起こし〔Twilight Of The Pc Era? Dec 8, 2003〕、マイクロソフト社、インテル社、ヒューレット・パッカード社などの主要企業役員の激烈な反応を招いたが、その主張を支持する声も多く聞かれた〔IT Doesn't Matter 2004〕。 さらに2004年、論争的な〔The end of corporate computing? 06 May 2005〕論文「コーポレート・コンピューティングの終焉」("The End of Corporate Computing")を''MIT Sloan Management Review''に発表。ここでは、将来、企業はITを設備サービスの一環として外部から調達することになるだろう、と述べている。 2008年1月には、「クラウド化する世界 ―ビジネスモデル構築の大転換」(''The Big Switch: Rewiring the World, From Edison to Google'')をW. W. Nortonから刊行。これはインターネットを基本とするコンピューター技術が経済・社会にもたらすものを、20世紀の電気産業と比較しつつ考察するものである〔An eye-opening look at the new computer revolution and the coming transformation of our economy, society, and culture Dec. 2007〕。 2008年1月、『ブリタニカ百科事典』のアドヴァイザー評議会(Editorial Board of Advisors)のメンバーとなった〔 Nicholas Carr, David Gelernter & Michael Wesch:New Britannica Advisors Jan. 25th, 2008〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニコラス・G・カー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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